クラシックCD 不滅のA級廃盤セレクション:モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
演奏:ヘンリック・シェリング(ヴァイオリン)、イングリット・ヘブラー (ピアノ)
レーベル:フィリップス
シェリングがそのキャリアの絶頂期に録音された名盤のCD化初版。ブルーの外箱仕様も美しく、内容、希少度、どれをとってもA級と呼ぶにふさわしい作品です。
シェリングの最重要作品ともいえる「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲」の録音から2年経った1969年から72年にかけて録音。伴奏はモーツァルトの名演を残しているイングリッド・ヘブラー。ともにポーランド産まれの二人による名演です。
シェリングは故郷ポーランドから、ベルリンを経てパリの地でデビューを果たしますが、連合国軍の慰安演奏にて赴いたメキシコにて大学の職を得て教育の道に進みます。
しかしその後の1954年のニューヨークでの演奏での高評価により、戦後を演奏家として過ごしました。
多くの録音を残しましたが、本作で魅せる細やかかつ滑らかな演奏は白眉の出来と言えるでしょう。