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ケンペ / ベートーヴェン:交響曲全集(CZS 2521532/西独盤)

ケンペ / ベートーヴェン:交響曲全集(CZS 2521532/西独盤)

参考買取価格 ¥7,000

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※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。

査定担当コメント

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / ルドルフ・ケンペ  Rudolf Kempe

・タイトル / ベートーヴェン:交響曲全集

・レーベル / EMI CLASSICS

・型番 / CZS 2521532

・備考 /西独盤

■参考買取価格 / ¥7,000

ルドルフ・ケンペ (Rudolf Kempe 1910 – 1976)は、1910年ドイツ・ドレスデン近郊のニーダーボイリッツ生まれの指揮者です。

ドレスデン国立管弦楽学校でオーボエを学び、ドルトムント歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の首席オーボエ奏者を務め、42年ケムニッツ歌劇場の指揮者となりました。

さらに、ワイマール国立歌劇場、ドレスデン国立歌劇場の音楽監督を経て、52年からミュンヘン国立歌劇場の音楽監督に就任。その後ミュンヘン・フィルの音楽監督、75年にはBBC響首席指揮者となるなど、世界的に活躍しました。

そのレパートリーはかなり豊富で、ヨハン・ゼバスティアン・バッハベートーヴェンブラームスワーグナーブルックナーR.シュトラウスなどドイツの作曲家の作品を得意とするだけでなく、チャイコフスキードヴォルザークセルゲイ・ラフマニノフなどスラヴ系音楽、レスピーギのような近代イタリア音楽も指揮しています。

客演も非常に多く、「たとえ相手が女王陛下でもタクシードライバーでも同じ」と評された物腰柔らかい紳士的な人柄や長身というスタイルもあり、イギリスでは特に人気を博しました。

さて本日ご紹介のCDは1971年12月~1973年6月にかけてのステレオ録音「ケンペ / ベートーヴェン:交響曲全集(CZS 2521532/西独盤)」です。

ミュンヘン・フィルによる演奏はどれも高く評価され、独特の音響と逞しいアプローチが魅力的です。1970年代に録音された本全集は、クオリティが高く聴き続けても飽きのこない演奏となっています。

当時は大編成のオーケストラによる重厚な演奏が主流で、ベートーヴェンの交響曲全集録音の黄金時代でした。そうした中で、ケンペは厳しい造型と剛毅な演奏で知られており、1975年にはレコード・アカデミー賞を受賞するなど高い評価を受けていました。

その評判の背後には、オーソドックスながらもケンペならではの個性が随所に光っていたことが挙げられます。例えば、第2番では冒頭の和音の力強さや第2楽章の美しさ、第3楽章の快速なテンポなど、一筋縄ではいかない特徴があります。第4番では全体の造型に一切の揺らぎがない名匠の技量を見せ、第5番の第1楽章では緊迫感を損なわず、ゲネラルパウゼの効果的な活用も見事です。

全体を通じてケンペの円熟の至芸が存分に発揮されており、21世紀の今日でもいまだに最高峰の地位にある全集となっています。

大変に有名な演奏ですので、リマスターされる機会も多い録音ですが、本日ご紹介の盤はCDプレス最初期に発売された西独盤で中古市場の中でも最も人気の高い作品です。

西独盤の魅力といえば、やはりその音質の素晴らしさでしょう。

音楽の発展において重要な役割を果たしてきた西ドイツは、高品質な録音に注力しており、優れた技術と厳格な品質管理により、クリアで豊かな音響を感じることができます。

総じてデジタル再生でよく感じる「ギスギスとしたノイズ感」や「スッキリしすぎた先細り感」というようなものがなく、クリアでありながらもアナログライクな温かみや瑞々しい質感で、アナログとデジタル両方の良い部分を感じられます。最近の「メリハリを効かせたマスタリング」の物と比較すると地味ですが、誇張のない自然な音であると言えるでしょう。

デジタル初期のCDは音が悪いという意見もよく目にしますが、本作には全く当てはまりません。市場に出回ることは滅多になく、手にする機会は少ないと思いますが、未聴の方にはぜひチェックしていただきたい作品です。

セタガヤCD買取センターでは、ケンペ / ベートーヴェン:交響曲全集(CZS 2521532/西独盤)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥7,000とさせていただいております。

大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。

掲載日: 2024年01月19日

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