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テンシュテット / マーラー:交響曲全集(CC25-3778~92)

テンシュテット / マーラー:交響曲全集(CC25-3778~92)

参考買取価格 ¥4,000

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※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。

査定担当コメント

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / クラウス・ヘルマン・ヴィルヘルム・テンシュテット Klaus Hermann Wilhelm Tennstedt

・タイトル / マーラー:交響曲全集

・レーベル / EMI ANGEL

・型番 / CC25-3778~92

■参考買取価格 / ¥4,000

クラウス・ヘルマン・ヴィルヘルム・テンシュテット(1926 – 1998)は、ドイツの指揮者です。クラシックには珍しく“Klausketeers”と呼ばれる熱狂的なファンたちが存在するなど、強いカリスマ性を持っていました。また、その指揮姿から「石をぶつけられたコウノトリ」とあだ名されています。特にベートーヴェンワーグナーブルックナーブラームスなど、ドイツ・オーストリア系の作曲家を得意としました。中でもマーラーの演奏解釈で知られており、国際マーラー協会からメダルを授与されています。

ドイツのメルゼブルクに生まれ、ライプツィヒ音楽院にてヴァイオリニストとしての研鑚を積み、卒業後にハレ歌劇場のコンサートマスターとなりました。しかし指の外骨症のためヴァイオリニストの道を閉ざされ、同劇場の首席指揮者へ転身します。内容が「非人民的で形式主義的」と政府に批判され東ドイツでは避けられていた、パウル・デッサウの「ルクッルスの有罪宣告」を手がけるなど積極的な活動を続けました。

その中で次第に東ドイツでの音楽活動に限界を感じ、スウェーデン・ヨーテボリでの客演を機に西ドイツへ亡命し、西側諸国に活躍の場を移します。ニューヨーク・フィルハーモニックへの客演で演奏したプロコフィエフ交響曲第5番で評論家と観客に絶賛され、その名声を不動のものとしました。

その後はミネソタ管弦楽団の首席客演指揮者や、北ドイツ放送交響楽団の音楽監督、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督など重要ポストを歴任。この世を去る直前まで世界中のコンサートで指揮を振るいました。

本日ご紹介のCDは「テンシュテット / マーラー:交響曲全集(CC25-3778~92)」です。

テンシュテットのマーラーは何度も録音されていますが、本作は1977年から1986年にかけてセッション・レコーディングされたもので、テンシュテットの指揮者人生の絶頂期を彩ったロンドン・フィルが演奏を務めています。

テンシュテットのマーラーは深部・暗部を見事にのぞかせ、その手腕は高い評価を受けています。スタイルはバーンスタインと同様にデフォルメも交えつつも、より求心的で緊張感が強く、人間の葛藤や相克、そして救済といった感情を引き立てています。しばしば「狂気の・・・」と評されますが、それは荒れ狂う狂気ではなく静かな狂気と言えるでしょう。インテンポで進むマーラーは微熱に侵され、白日夢のような雰囲気が漂います。特に6番のライブ演奏は必聴の名演で、その独自のアプローチが際立っています。

現在においてもしばしば復刻が行われる本演奏ですが、本日ご紹介の盤は録音の直後である1987年6月にEMI ANGELから発売された一枚です。現在は廃盤状態ということも影響し、中古市場での取引価格は高騰しています。

セタガヤCD買取センターでは、テンシュテット / マーラー:交響曲全集(CC25-3778~92)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥4,000とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。

掲載日: 2023年12月18日

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