スペイン歴史的オルガン作品集(V-4665/10CD)
スペイン歴史的オルガン作品集(V-4665/10CD)
参考買取価格 ¥4,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / キンバリー・マーシャル 他 Kimberly Marshall
・タイトル / スペイン歴史的オルガン作品集 El Órgano Histórico Español
・レーベル / AUVIDIS VALOIS
・型番 / V-4665
・備考 / 10CD
■参考買取価格 / ¥4,000
本日ご紹介のCDは、1992年にフランスのレーベルAUVIDIS VALOISから発売された「スペイン歴史的オルガン作品集」です。”El Órgano Histórico Español”と題する10枚シリーズをまとめたものになっており、録音自体が非常に少なく貴重なスペインのオルガンを体感できます。
スペインの教会のオルガンの特徴は前方に水平に並んだ「トランペット（Trompeta）」、「クラリーノ（Clarin）」と呼ばれるリードを持ったレギスターのパイプです。
これらは17世紀の初めに登場したもので、音響的なものより装飾効果を狙ったものと考えられており、その音はリードの振動によって金管楽器に似た響きがあります。
表現の柔軟性を担保し、かつ独奏と伴奏を1段の鍵盤で行うことが出来ると言う経済性と、パイプ列を分割することで温度や湿度の変化による構造体の歪みやずれを少なくできるという利点から多く用いられてきました。
本作の第1巻には、15世紀から18世紀にかけてスペインのカスティーリア・レオン自治州のイエズス会修道院やサン・ペドロ教会で、実際に使用されてきた3台の歴史的オルガンによるアントーニオ・デ・カベゾンの作品を収録されており、荘厳壮麗なオルガンの響きが楽しめます。
全巻通して演奏を担当しているのは、ルネサンスのスペインのオルガン音楽の第一人者でアメリカのオルガニスト、キンバリー・マーシャルです。1985年にイギリスのセント・アルバン・オルガン・コンテストで優勝して以降、世界中で演奏活動を行っており、「中世後期のオルガンについての図像学的証拠」と題する論文で、オックスフォード大学から学位を授与されています。
CDを発売したAUVIDIS VALOISレーベルは、オルガン音楽の録音に積極的で以前から多くの録音を行っていましたが、発売後Naïve Recordsに吸収されたようです。そのため現在はオルガン音楽のCDが少なく、ましてや本作のように、まとめられて収録された作品は大変貴重で市場価格は高騰しています。
セタガヤCD買取センターでは、スペイン歴史的オルガン作品集(V-4665/10CD)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥4,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。
掲載日： 2023年05月11日
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