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ザイデル / ブラームス&グリーグ :ヴァイオリン・ソナタ集(GEM0059/英盤)

ザイデル / ブラームス&グリーグ :ヴァイオリン・ソナタ集(GEM0059/英盤)

参考買取価格 ¥4,000

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※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。

査定担当コメント

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

本日ご紹介するのはこちら。

・アーティスト / トーシャ・ザイデル  Toscha Seidel

・タイトル / ブラームス&グリーグ :ヴァイオリン・ソナタ集

・レーベル / Pearl

・型番 / GEM0059

・備考 / 英盤

■参考買取価格 / ¥4,000

トーシャ・ザイデル(Toscha Seidel 1899 – 1962)は、当時のロシア帝国オデッサ生まれのヴァイオリン奏者です。

幼少期に叔父からヴァイオリンの手ほどきを受け、地元の音楽院ではマックス・フィデルマンに師事。13歳でペテルブルク音楽院に入学し、レオポルト・アウアーに出会うと2年後にはクリスチャニアでデビューしました。 1918年にアウアーと共に渡米すると、カーネギー・ホールで公演を行い瞬く間にその名を轟かすと、以後リサイタルや放送局への出演などを精力的にこなします。1930年代後半からはロサンゼルスに移住し、ハリウッドのミュージシャンとして多くの仕事をこなします。ヴィクター・フレミング監督の『オズの魔法使い』、グレゴリー・ラトフ監督の『別離』やマイケル・アンダーソン監督の『八十日間世界一周』など多くの映画音楽に参加し、アール・C・ケントン監督の『メロディー・フォー・スリー』ではヴァイオリニスト役にも挑戦しました。晩年はラスベガスのピット・オーケストラで演奏するなど、ショービジネスの音楽と生涯深い関わりを持ちました。

2022年に彼が使用していた愛機ストラディヴァリウスの「ダ・ヴィンチ」シリーズが、約50年ぶりに公開オークションに出され、10億円以上の高値がついたことでも話題となりました。

本日ご紹介のCDは1941年に録音された「ザイデル / ブラームス&グリーグ :ヴァイオリン・ソナタ集(GEM0059/英盤)」です。

ブラームスのソナタはヴァイオリン独奏にフォーカスした昔ながらの録音ながら、ヴァイオリンがピアノを塗り潰して聴こえなくするようなことはなく、どちらの楽器もニュアンスに富み、仲睦まじい会話のように軽快です。ザイデルのヴァイオリンは、どこか憂いを帯びていて、たっぷりと歌う場面でも大見得を切ることなく押しつけがましさが一切ありません。

グリーグのソナタもザイデルは、冒頭から颯爽とした弓捌きで、時折使うポルタメントに時代を感じさせますが、その洗練された巧さは今日でも充分魅力的です。

ザイデルはキャリアの初期は映画音楽に従事していたこともあり、録音が収録されているCDはかなり希少です。中でも本日ご紹介の盤は1999年にPearlから発売されたUK盤で、現在入手困難な1枚となっています。

セタガヤCD買取センターでは、ザイデル / ブラームス&グリーグ :ヴァイオリン・ソナタ集(GEM0059/英盤)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥4,000とさせていただいております。

大切なクラシックのCDの売却をご検討中でしたら、クラシックCD専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターにご相談下さい!よろしくお願いいたします。

掲載日: 2023年07月13日

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