フランソワ / ショパン：ポロネーズ集(TOGE-12027-28/SACDハイブリッド)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

 

・アーティスト / サンソン・フランソワ　Samson François

・タイトル / ショパン：ポロネーズ集

・レーベル / EMI CLASSICS

・型番 / TOGE-12027-28

・備考 / SACD

■参考買取価格/ ¥2,000

 

サンソン・フランソワ（Samson François 1924年 – 1970年）はフランス・パリ出身のピアニストです。戦後のフランスで活躍し、ショパン、ドビュッシー、ラヴェルなどの演奏で名高い存在でした。詩的な直感力に溢れる天才肌で、フランス屈指のピアニストとして、華麗でインスピレーションに富んだ演奏で多くの人たちに愛されました。

 

幼少からピアノに親しみ、若くして天才と称され、エコールノルマル音楽院とパリ音楽院でマルグリット・ロンやイヴォンヌ・ルフェビュールに師事しました。しかし態度は時には挑発的で従順ではなかったと伝えられており、よい意味で彼の破天荒ぶり、カリスマ性の高さが伺えます。1943年にはロン＝ティボー国際コンクールで優勝を勝ち取ると、1947年にはアメリカデビューを果たし、瞬く間に世界を代表するピアニストになっていきました。

 

フランソワは自身が好きな作品に対しては徹底的な勉強をしましたが、嫌いな作品にはあまり時間を割かなかったと言われています。また、酒やタバコを愛し、健康を損ないながらも愛煙家として知られました。その独特の個性や情熱的な演奏は特にフランスと日本で広く支持を受け、ピアノ界の真の詩人として今も語り継がれています。

 

さて本日ご紹介のCDは1968年12月、1969年1月に録音された「フランソワ / ショパン：ポロネーズ集(TOGE-12027-28/SACDハイブリッド)」です。

 

フランソワのショパン演奏は自由な解釈が特徴で、独自のルバートやアクセントを巧みに使い、独創的なアプローチを取っています。自在な閃きと豊かな創造力が発揮され、彼ならではの、まるでファンタジーのようなショパンが提示されています。終始独特で怪しげな雰囲気が漂い、テンポの揺れや寂しさが印象的で、聴く人を惹きつけます。

哀愁や独特の崩れた雰囲気は彼の波乱に満ちた人生と重なる部分も多く、他の誰にも真似できない独自の芸術的な表現を築いています。

 

貴重な名演故に近年においてもUHQCDなどの高音質盤が発売が盛んですが、その中でも評価が高いのが本日ご紹介のEMI CLASSICSから2011年に発売された「名盤SACDシリーズ」からの1枚です。

 

アビイ・ロード・スタジオの全面協力のもと、日本でも人気の高いトップ・エンジニアたちが、アーカイヴに残されたオリジナル・テープ及びディスクを洗い出し、マスター素材に収録された楽音に影響を与えない最小限の範囲でのノイズ削減と中低域の充実と、アンサンブルのクリアな再生を実現しています。発売から10年以上たった今でも、音質面で非常に高い評価を受けており、中古市場でも価格は高騰傾向です。

 

セタガヤCD買取センターでは、フランソワ / ショパン：ポロネーズ集(TOGE-12027-28/SACDハイブリッド)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥2,000とさせていただいております。

 

大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。

 

掲載日： 2023年08月17日