ロジェストヴェンスキー / ショスタコーヴィチ:交響曲全集(VICC-4001-11/11CD)
ロジェストヴェンスキー / ショスタコーヴィチ:交響曲全集(VICC-4001-11/11CD)
参考買取価格 ¥8,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / ゲンナディ・ロジェストヴェンスキー Gennady Rozhdestvensky
・タイトル / ショスタコーヴィチ:交響曲全集
・レーベル / Victor
・型番 / VICC-4001-11
・備考 / 11CD
■参考買取価格 / ¥8,000
ゲンナディ・ロジェストヴェンスキー(Gennady Rozhdestvensky、1931 – 2018)は、ロシアのモスクワ生まれの指揮者です。
音楽家一家で育ち、本名はゲンナディでしたが、有名な父親であるニコライ・アノーソフとの混同を避けるため、母親の旧姓であるロジェストヴェンスキーを名乗りました。
その父親からモスクワ音楽院で指揮を学び、18歳のときに、プロコフィエフのバレエ音楽「シンデレラ」を指揮してデビュー、20歳のときにはチャイコフスキーの「くるみ割り人形」を指揮して高い評価を受けます。一流音楽家の仲間入りを果たした後は、ソ連の作曲家たちの作品の指揮を多く務めた一方で、ベンジャミン・ブリテンのオペラ「夏の夜の夢」をロシアで初演するなど、幅広い活躍を見せました。
1970年代後半から国外での活動も増えましたが、ソ連当局は才能の流出を恐れ、ソ連文化省交響楽団を設立し、ロジェストヴェンスキーを音楽監督に任命しました。
この楽団をソ連崩壊までの間鍛え上げ、ブルックナーの交響曲全集などの偉大なプロジェクトをはじめ数多くの業績を挙げています。
ロジェストヴェンスキーは長い指揮棒を用いるスタイルで有名で、「爆演系指揮者」と渾名され、そのパフォーマンスは観客を大いに盛り上げました。一方で、様式感と音楽の造形力を持ち併せ、響きの洗練を追求するなど、情熱と冷静の二面性を持つ、ファンからも評論家からも高く評価された指揮者でした。
さて本日ご紹介のCDは1983~1986年録音の「ロジェストヴェンスキー / ショスタコーヴィチ:交響曲全集(VICC-4001-11/11CD)」です。
ロジェストヴェンスキーと親交の深かったショスタコーヴィチの全曲集で、前述のソ連文化省交響楽団が演奏を務めています。
中でも1905年のサンクトペテルブルクの「血の日曜日事件」をテーマにした交響曲第11番は注目で、その悲劇的な出来事を劇的に表現しています。冒頭から緊張感と高まりを感じさせ、荒々しさや悲しみを伴いながらも、強い意志が感じられ、フィナーレは力強く、鐘の音も絶妙に調和しています。作品は物語性と意図を的確に伝えつつ、スコアが明確に読み取れるよう工夫されており、ロジェストヴェンスキーの優れた手腕が光ります。
他にも交響曲第10番ではロジェストヴェンスキー自らピアノを演奏するなど貴重な録音が、目白押しです。
本日ご紹介の盤はCD黎明期の1990年にVictorから発売された盤で、現在は廃盤です。
昨今のリマスターは、硬質感の増加や弦楽器に付加されたメタリックな艶はじめとした、全般にカチッと締まったシャープな音がのトレンドですが、それとはまた違う、音場がゆったりと広がる鷹揚な音が特徴で、中古市場では今でも人気を博しています。
セタガヤCD買取センターでは、ロジェストヴェンスキー / ショスタコーヴィチ:交響曲全集(VICC-4001-11/11CD)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥8,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。
掲載日: 2023年10月27日
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