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リヒテル / コレクションBOX(VICC-60351~60/完全限定盤)

リヒテル / コレクションBOX(VICC-60351~60/完全限定盤)

参考買取価格 ¥10,000

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※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。

査定担当コメント

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

本日ご紹介するのはこちら。

・アーティスト / スヴャトスラフ・リヒテル Sviatoslav Teofilovich Richter 

・タイトル / リヒテル コレクションBOX(完全限定盤)

・レーベル / VICTOR

・型番 / VICC-60351~60

■参考買取価格 / ¥10,000

スヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Teofilovich Richter 1915 – 1997)は現在のウクライナ・ジトーミル生まれのソビエト連邦のピアニストです。ソ連・ロシアを代表する楽団、ボロディン弦楽四重奏団と長年にわたって共演を重ねており、その卓越した演奏技術から20世紀最高のピアニストの一人と称されています。晩年は大きな眼鏡をかけて演奏し、終演の合図として眼鏡を外す光景が観客に親しまれました。

父親は教会の合唱団長やオルガン奏者で音楽学校で教師も務めており、リヒテルが幼い頃から熱心に音楽教育を行っていました。しかし時は第二次世界大戦。戦渦の中、一家は離別することになります。そんな中ではありましたが、リヒテルは独学でピアノを本格的に学び始め、19歳のときに開催した小規模な初リサイタルで演奏したショパンが評判を呼びます。

自信をつけたリヒテルは22歳のときに、名門モスクワ音楽院に入学。そこで師事していた同郷のゲンリフ・ネイガウスの紹介でセルゲイ・プロコフィエフと出会い意気投合すると、国内で活発な演奏活動を行うようになり、プロコフィエフのピアノソナタ第7番の初演や、3曲の戦争ソナタによるリサイタルで成功を収めました。その評判は冷戦下であるのにも関わらず、西側諸国にも轟いており、「幻のピアニスト」として期待感は膨らんでいきます。

そしてついに1960年5月、ヘルシンキで初の西側諸国でのコンサートを開催すると、同年10月からアメリカ各地でコンサートを行い、一大センセーションを巻き起こします。その後も名実共に20世紀を代表するヴィルトゥオーソとして、世界を舞台に精力的に活動しました。

さて本日ご紹介のCDは1970年代・80年代にザルツブルクや東京で録音された「リヒテル / コレクションBOX(VICC-60351~60/完全限定盤)」です。

本作は、リヒテルがビクターに残した名盤からの選りすぐりで、すべてが音質良好なステレオ録音です。2003年に完全予約限定盤として発売されました。

特に、平均律クラヴィーア曲集は、スケールの大きさとタッチの美しさが際立ち、これ以上のピアノ演奏を見つけるのは難しいのではと感じられるほどの名演です。リヒテルのバッハの演奏は非常に有名ですが、シューベルトのピアノソナタ19番・21番もおすすめです。まるで周囲の空気が透明に澄み渡るような素晴らしい演奏で、リヒテルの特徴が存分に表れています。音の間の対する感覚など、リヒテルならではの絵画を愛する感性も感じられ、音楽や芸術への愛と喜びが満ち溢れています。

本作に収録された演奏はいずれも歴史に残るほどの名演で、今まで幾度となく音源化されています。近年ではSACDなど高音質化されての再販が絶えません。それらに比べると本作は音質面では最新のものではありません。ですがCDが主要音楽メディアとして機能していた時代らしく、品格のある重厚感のある装丁や選曲など、丁寧な「モノ」としての魅力は確かにあります。

そのことの裏付けではありませんが、市場価格は高騰傾向です。

セタガヤCD買取センターでは、リヒテル / コレクションBOX(VICC-60351~60/完全限定盤)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥10,000とさせていただいております。

大切なクラシックのCDの売却をご検討中でしたら、クラシックCD専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターにご相談下さい!よろしくお願いいたします。

掲載日: 2023年12月29日

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