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CD買取リスト

ルッジェーロ・リッチ / クレモナの栄光(27P2-2145)

ルッジェーロ・リッチ / クレモナの栄光(27P2-2145)

参考買取価格 ¥8,000

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※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。

査定担当コメント

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

本日ご紹介するのはこちら。

・アーティスト / ルッジェーロ・リッチ Ruggiero Ricci 

・タイトル  /  クレモナの栄光

・レーベル / Decca

・型番 / 27P2-2145

■参考買取価格 / ¥8,000

ルッジェーロ・リッチ(Ruggiero Ricci 1918 – 2012)は、アメリカのヴァイオリニストです。広範なレパートリーと豊富な録音作品で知られています。

カリフォルニア州サンブルーノに生まれ、イタリア系移民の家庭で育ちました。父親の手ほどきによってヴァイオリンを始め、幼少の頃から才能を発揮し、わずか10歳のときにはヴィエニャフスキヴュータンの作品を演奏してデビューし、その後も順調にキャリアを積み重ねていきました。1930年代にはベルリンで学び、ゲオルク・クーレンカンプなどから影響を受け、ドイツのヴァイオリン演奏スタイルを学びました。

第二次世界大戦中は従軍しながらも、米軍の慰問演奏を行いました。戦後の1947年には、パガニーニの「24のカプリース」の初録音を行い、その後も19世紀の無伴奏ヴァイオリン作品の演奏や、現代音楽の作品の初演にも取り組みました。彼のキャリアは70年以上にわたり、5000回以上の演奏を行い、500点以上の録音を制作しています。また教育者としても重要な存在であり、インディアナ総合大学やジュリアード音楽学校などで後進の指導に携わりました。

リッチの演奏は、19世紀の伝統的なスタイルを受け継ぎつつも、美しい音色と技巧の華やかさ、独特な楽器の響かせ方が特徴です。彼はパガニーニサラサーテの作品で特に輝き、室内楽曲にも情熱を注ぎました。その演奏は後世に大きな影響を与え、彼の偉大な遺産は今もなお音楽界に語り継がれています。

さて本日ご紹介のCDは「ルッジェーロ・リッチ / クレモナの栄光(27P2-2145)」です。

LP初期にあたる1950年から60年代に、米英デッカで録音されました。

この録音でリッチは各楽器の特長を最大限に生かすべく、マイク距離を慎重に設定し演奏しています。また、アンドレア・アマティの甘美で慎ましやかな楽器にはイントラーダ、深く輝くストラディヴァリウス”ヨアヒム”にはハンガリー舞曲、大音量のグァルネリ・デル・ジェス”ド・ベリオ”にはフバイの作品、力強いストラディヴァリウス”スパニッシュ”にはカバレフスキーの作品と、それぞれ歴史的名機にマッチする楽曲の選定にも細かい気配りを見せました。

こうした率直なアプローチの積み重ねによって生まれた迫力あるフレージングや引き締まった音色、力強い解釈は今でもヴァイオリン愛好家の中で必聴の録音となっています。

超名録音のため、近年においてもLPレコード版が復刻するなど、大きな話題を呼んでいますが、本日ご紹介の盤は1989年6月25日発売のCD初期盤です。

昨今のリマスターは、硬質感の増加や弦楽器に付加されたメタリックな艶はじめとした、全般にカチッと締まったシャープな音がのトレンドですが、それとはまた違う、音場がゆったりと広がる鷹揚な音が特徴で、中古市場では今でも人気を博しています。

廃盤につき価格は高騰傾向ですが、ぜひ一聴しておきたい作品です。

セタガヤCD買取センターでは、ルッジェーロ・リッチ / クレモナの栄光(27P2-2145)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥6,000とさせていただいております。

大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。

掲載日: 2023年08月21日

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