フリッツ・ライナー / シカゴ交響楽団/THE COMPLETE RCA ALBUM COLLECTION

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

 

・アーティスト / フリッツ・ライナー Fritz Reiner

・タイトル / THE COMPLETE RCA ALBUM COLLECTION

・レーベル / RCA RED SEAL

■参考買取価格 / ¥7,000

 

フリッツ・ライナー（1888 – 1963）は、ハンガリー・ブダペスト出身、長くシカゴ交響楽団音楽監督を務めた偉大な指揮者です。

 

​​法律学を学んだ後、リスト音楽院でバルトークやコダーイに師事し、学生時代はオーケストラでティンパニを担当しました。音楽院卒業後、ブダペストのコミック・オペラでティンパニ奏者兼声楽コーチとしてキャリアをスタートさせ、1910年にはライバッハ歌劇場で指揮者デビューを果たします。1914年から1921年まではドレスデン国立歌劇場の指揮者として活動し、リヒャルト・シュトラウスとも親交を深めました。

1922年にはアメリカに渡り、シンシナティ交響楽団の音楽監督に就任。1933年からはカーティス音楽院で指揮科の教授を務め、レナード・バーンスタインらを育てました。その後、ピッツバーグ交響楽団音楽監督、メトロポリタン歌劇場指揮者を経て、1953年にはシカゴ交響楽団の音楽監督に就任し、同楽団の黄金期を築き上げました。

ライナーの業績は、アメリカのクラシック音楽界における高い水準の維持と発展に大きく貢献したといっていいでしょう。

 

さて本日ご紹介のCDは「フリッツ・ライナー / シカゴ交響楽団/THE COMPLETE RCA ALBUM COLLECTION」です。

 

本作はライナー生誕125年を記念して、RCA時代の全録音が63枚のCDに収められた超大作です。

ライナーがシカゴ交響楽団の音楽監督に就任した際、オーケストラにはすでに名手たちが揃っており、さらにメトロポリタン歌劇場時代からの信頼を寄せるヤーノシュ・シュタケル（チェロ）、そしてヴィクター・アイタイ（コンサートマスター）を迎え、独自の「ライナー体制」を築き上げました。これにより、シカゴ交響楽団は、カラヤンとベルリン・フィル、セルとクリーヴランド管と並び称されるほどの楽団に生まれ変わりました。

1954年3月のシュトラウス「英雄の生涯」の録音を皮切りに、約10年間にわたり多岐にわたるレパートリーが収録されており、ハイフェッツやルービンシュタイン、ギレリス、ジャニスといった時代を代表するソリストたちとの協奏曲は、ライナーの芸術性の高さを再確認できます。

さらに最新・最良のリマスター音源を使用し、そのうち約1/3は新たにオリジナル・アナログ・マスターからリマスターされるなど音質面においても万全な体制です。

 

2013年に発売されましたが、現在は廃盤状態ということも影響し、中古市場での取引価格は高騰の一途をたどっています。

 

セタガヤCD買取センターでは、フリッツ・ライナー / シカゴ交響楽団/THE COMPLETE RCA ALBUM COLLECTIONを買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥7,000とさせていただいております。

 

大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。

 

掲載日： 2024年04月2日