ポリーニ / DG録音全集(55CD+3DVD)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

 

・アーティスト / マウリツィオ・ポリーニ Maurizio Pollini 

・タイトル / ポリーニ / DG録音全集

・レーベル / ドイツ・グラモフォン

・型番 / 479-6315

・備考 / 55CD+3DVD

■参考買取価格 / ¥9,000

 

マウリツィオ・ポリーニ（Maurizio Pollini 1942-）はイタリア・ミラノ出身、現役では最も高い評価を受けているピアニストのうちのひとりです。ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、シューマン、ストラヴィンスキーなどの代表的な作曲家の録音のほか、現代音楽にも積極的に取り組むなど、幅広いレパートリーを持っています。

 

父親は有名建築家のジノ・ポリーニ、母親は声楽もこなすピアニストと、芸術一家に生まれ育ちました。幼少期から音楽の才能を発揮し、5歳からカルロ・ロナーティやカルロ・ヴィドゥッソに師事し、めきめきと実力をつけていきます。

 

わずか15歳でジュネーブ国際コンクールで第2位に輝くと、翌1959年には第一回ポッツォーリ国際ピアノコンクールで優勝。音楽界でのド派手なデビューを飾ると、18歳で出場した第6回ショパン国際ピアノコンクールでは審査員全員一致の優勝という快挙を成し遂げます。アルトゥール・ルービンシュタインは「彼より巧く弾けるものが果たしているであろうか」と絶賛。その瞬間からポリーニは国際的に大きな注目を浴びる存在となりました。

 

しかし、その後10年近くは国際演奏活動から遠ざかり、国内でのコンサートとリサイタルに限定出演する道を選びます。その理由としては、健康上の問題や腕の故障などの説があるが、自身がまだ若く、更なる研鑽を必要と感じたため、急いで多忙な演奏生活に入ることを避けたことが主な要因として挙げられます。この時期、ポリーニはミラノ大学で物理学を学び、音楽以外の教養を身につけるなど、さらなる研鑽を積みました。

 

1968年に国際ツアーに復帰すると、1971年からはドイツ・グラモフォンから数々のヒット作を連発していきます。

 

1995年からはザルツブルク音楽祭で自身の企画による「ポリーニ・プロジェクト」を開始。このプロジェクトは国をまたいで現在も続いており、2002年には東京でも9夜にわたる連続演奏会を成功させ、大きな注目を浴びました。

 

さて、本日ご紹介のCDは「ポリーニ / DG録音全集(55CD+3DVD)」です。

 

1971年にドイツ・グラモフォンと専属契約して以来、音楽に対する深い造詣、極めて真摯な姿勢で卓越した世界を創り上げ、現代作品にも惜しみない愛情を注いできたポリーニのDGでの全録音がほぼ録音順に並べて収録されています。

さらにボーナス・ディスクとして、1974年に初来日時のNHK交響楽団との『プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番』のライヴ音源と、ウィーン・フィルとのモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスのピアノ協奏曲と、ブリュノ・モンサンジョンによるポリーニのドキュメンタリー映像までもが収録されているという豪華ぶりです。

 

2016年に発売されましたが、生産数が少なく、早くも中古市場での需要は高まりを見せています。今後もさらなる取引価格も高騰が予想されています。

 

セタガヤCD買取センターでは、ポリーニ / DG録音全集(55CD+3DVD)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥9,000とさせていただいております。

 

大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。

 

掲載日： 2023年11月7日