小澤征爾 / マーラー:交響曲全集(PHCP-3369~82)
小澤征爾 / マーラー:交響曲全集(PHCP-3369~82)
参考買取価格 ¥2,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / 小澤 征爾 Seiji Ozawa
・タイトル / マーラー:交響曲全集
・レーベル / フィリップス PHILIPS
・型番 / PHCP-3369~82
■参考買取価格 / ¥2,000
小澤 征爾(おざわ せいじ 1935 – )は、言わずと知れた日本を代表する指揮者です。
満洲国奉天市(現:中国瀋陽市)に生まれ、幼少期は東京の立川で過ごしました。兄から音楽の手ほどきを受け、才能を感じた一家は本格的にピアノを学ばせます。中学ではピアノを習う傍らラグビー部にも所属していましたが、試合で大怪我をしたためピアノの道を断念し、齋藤秀雄の指揮教室に入門しました。齋藤が教授を務める桐朋学園短期大学に進学し実力をつけると、卒業後は群馬交響楽団でキャリアをスタートさせます。
順風満帆に見えましたが、小澤には野心があり、周囲の反対を押し切り貨物船で単身渡仏します。するとブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、ヨーロッパのオーケストラに多数客演。さらにはニューヨーク・フィルハーモニック副指揮者に就任するなど、更なる躍進を果たしました。この頃に親交のあったカラヤンやバーンスタインとの関係は生涯続くものとなります。
その後も、世界の著名オーケストラで重職を歴任し、以降世界各地で高い評価と人気を獲得。文化勲章や日本人初のケネディ・センター名誉賞、グラミー最優秀オペラ録音賞など様々な栄冠に輝き、今なお世界の最前線で活躍を続けています。
本日ご紹介のCDは小澤征爾&ボストン響が1980~93年、足掛け13年をかけて完成させた「小澤征爾 / マーラー:交響曲全集(PHCP-3369~82)」です。
80年代は小澤の評価が急上昇し、90年代はキャリアのピーク期でした。この時代の小澤は明晰な響き、自在なリズム、そしてカンタービレの美しさが特徴であり、なによりも絶対的な優しさが漂っています。この美質こそが小澤のマーラーを非常に価値あるものにしていると言ってよいでしょう。本作には十曲に渡る長大で壮大な交響曲が収録されていますが、特におすすめは第三番で、合唱部分は圧巻です。
マーラーの交響曲は、小澤以外にもシノーポリ、アバド、カラヤン、アシュケナージ、ショルティ、バーンスタイン、ブーレーズなど、様々な指揮者の演奏が有名です。しかし、小澤の全集は、彼ならではのバランスと柔和なニュアンスが素晴らしく、マーラーの激しさを過度に引き出しすぎることなく、繰り返し聴いても飽きることがありません。時代を超えた、まさにエバーグリーンな芸術が心ゆくまで堪能できます。
歴史的名録音が何度かCD化されており、2003年にユニバーサルから、近年では2013年にUniversal Italyから再販されています。
本日ご紹介の盤はというと、録音直後の1994年12月にPHILIPSから来日記念盤と銘打たれ発売されたオリジナル盤です。ジャケットにはいかにもカリスマ指揮者然とした佇まいの小澤の写真が配置されています。装飾も最小限なことも相まって、当時の小澤のスター性が際立つデザインが印象的です。近年盤にはこのジャケットデザインは踏襲されておらず、小澤ファンとしては是非ともオリジナルを、せめて2003年盤を手元に置いておきたいものです。
近年盤を含め、現在は廃盤で、中古市場での取引価格は高騰の一途をたどっています。
セタガヤCD買取センターでは、小澤征爾 / マーラー:交響曲全集(PHCP-3369~82)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥2,000とさせていただいております。
大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。
掲載日: 2024年01月4日
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