井上道義 / ショスタコーヴィチ：交響曲全集(OVCX-00100)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / 井上道義

・タイトル / ショスタコーヴィチ：交響曲全集

・型番 / OVCX-00100

■参考買取価格 / ¥8,000

 

井上道義（いのうえ みちよし 1946 – ）は、日本・東京生まれの指揮者・ピアニスト・作曲家です。

 

成城学園でピアノを室井摩耶子、山岡優子に、バレエを益田隆、服部智恵子、島田隆に学び、進学した桐朋学園大学では指揮を齋藤秀雄に学びました。1971年にラ・スカラ主催グィード・カンテッリ指揮者コンクールで優勝し頭角をあらわすと、国際舞台でも広く活躍するトップ指揮者となっていきました。

井上はレパートリーを広く持ち、古典から近現代の音楽まで積極的に取り組んでおり、コルンゴルトの歌劇「死の都」をコンサートオペラ形式で日本初演し、実験的な企画を手がけました。その他でもショスタコーヴィチやマーラーの交響曲で高い評価を受けています。

直近では2007年から2018年までオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、2014年から2017年まで大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者を務めており、2024年の引退を表明しています。

 

さて本日ご紹介のCDは2007年11月〜12月にかけて開催された東京・日比谷公会堂での公演のライブ録音「井上道義 / ショスタコーヴィチ：交響曲全集(OVCX-00100)」です。

 

2007年に日比谷公会堂で開催された「ショスタコーヴィチ:交響曲全集 at 日比谷公会堂」は、国内外の名オーケストラを「今はショスタコーヴィチは僕自身だ！」と豪語する井上道義が率いた伝説的な公演となりました。この公演は1万人以上の観客を動員し、各方面から絶賛の嵐を受ける大偉業となり、後世に残る日本のショスタコーヴィチ演奏史と録音史の傑作として注目を浴びています。

ショスタコーヴィチの全集は他にもコンドラシンやバルシャイのものがありますが、個々の交響曲で最も優れた録音を残した指揮者としてはムラヴィンスキーが挙げられます。

彼をはじめ、ショスタコーヴィチの全集は冷血で非情な印象が強いですが、井上の指揮は遥かに親しみやすく、とっつきやすい印象です。また、ロシア系指揮者ならではのロシア臭さのバイアスがないため、純音楽的かつ学的に楽しむこともできます。特に5番、7番、8番においては世界的に見てもベストな演奏と言えるでしょう。

 

現在はすでに廃盤で中古価格も現在高騰傾向にあり、今後も継続していくものと思われます。

 

セタガヤCD買取センターでは、井上道義 / ショスタコーヴィチ：交響曲全集(OVCX-00100)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥8,000とさせていただいております。

 

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掲載日： 2024年01月16日