ヨハンナ・マルツィ / J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(LEXC-2007/レキシントン盤)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / ヨハンナ・マルツィ　Johanna Martzy

・タイトル / J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ

・レーベル / レキシントン

・型番 / LEXC-2007

■参考買取価格 / ¥4,000

ヨハンナ・マルツィ（Johanna Martzy 1924 – 1979）はルーマニアのティミショアラ出身。エリカ・モリーニらと並び20世紀のクラシック界において一時代を築いた女性トップ・ヴァイオリニストです。とてもしなやかで独特の気品あふれる演奏と、その清廉な姿とが相まって、いまでもとてもファンが多く、世界で根強い支持を集め続けています。

6歳でヴァイオリンをはじめ、ハンガリーはブダペストのフランツ・リスト音楽院でイェネー・フバイに師事し若干13歳でプロデビュー。第二次世界大戦後はスイスを拠点にし本格的な演奏活動を開始し、1953年にイギリス、1957年にはアメリカでのデビューも果たします。

1960年代半ばからは、イシュトヴァーン・ハイデュとデュオ活動を活発に行っていました。

さて本日ご紹介のCDは19954~55年に録音された「ヨハンナ・マルツィ / J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(LEXC-2007/レキシントン盤)」です。

マルツィはヴァイオリニストとして屈指の人気を誇っていますが、活動期間が短いため、残された録音は非常に貴重です。その中でも、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタは彼女が愛奏した作品の一つで、ふくよかな音色が心に深く響きます。銘器グァルネルリによる清らかな音色と、諦観したかのようなアプローチが見事に調和しており、バッハの精髄に深く切り込んでいます。特にパルティータ第2番と大作の受難曲やカンタータの女性パートの劇的なアリアと比較しても、その激しく感動的な表現は圧巻の一言です。

マルツィの無伴奏ソナタとパルティータはCOUP D’ARCHET盤やWarner盤など、これまで複数の復刻盤が知られています。近年でも2018年にTestamentから復刻されるなど、録音から50年以上経過した現在でもその人気は健在です。

本日ご紹介の盤はというと、1996年発売のレキシントン盤です。
今回初めてレキシントン盤を初めて聴きましたが、クリアーでニュアンスも細かく伝わる、大変良好な録音だと感じました。好みはそれぞれ別れるかとは思いますが、様々なバージョンを聴き比べるのもクラシックの嗜みの一つではないでしょうか？

現在は廃盤につき、中古市場での価格は上昇傾向にあります。

セタガヤCD買取センターでは、ヨハンナ・マルツィ / J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ(LEXC-2007/レキシントン盤)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥4,000とさせていただいております。

大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。

掲載日： 2024年01月9日