マイナルディ / バッハ:無伴奏チェロ組曲・全曲(COCO-80165~67)
マイナルディ / バッハ:無伴奏チェロ組曲・全曲(COCO-80165~67)
参考買取価格 ¥2,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / エンリコ・マイナルディ Enrico Mainardi
・タイトル / バッハ:無伴奏チェロ組曲・全曲
・レーベル / DENON
・型番 / COCO-80165~67
■参考買取価格 / ¥2,000
エンリコ・マイナルディ(Enrico Mainardi 1897 – 1976)は、イタリア・ミラノ出身のチェロ奏者、作曲家、指揮者です。
若干2歳6ヶ月でプレゼントされたチェロから音楽の道に進み、父の熱心なサポートと厳しい指導により、早くから才能を発揮しました。
ミラノ音楽院を卒業後、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演で成功を収め、各地から演奏依頼を受けていましたが、第一次世界大戦が開始したため、断らざるをえなくなってしまいました。しかしこの間にはジャン・フランチェスコ・マリピエロやフーゴー・ベッカーなど、その後に大きな影響をもたらした出会いを果たしています。
戦後、活動を再開すると、数々のオーケストラとの共演や室内楽の演奏で成功を収めます。特にピアニストのアルパート・シャーンドルとのリサイタルは名演で、キャリアのターニングポイントとなりました。
晩年はチェロ協奏曲や室内楽曲を多く残すなど、最後まで積極的な活動を続けました。
さて本日ご紹介のCDは1963年1月から64年4月にかけてステレオ録音された「マイナルディ / バッハ:無伴奏チェロ組曲・全曲(COCO-80165~67)」です。
イタリア・オイロディスクでのマイナルディの演奏は、悠然なテンポ設定とバッハの精神性を込めたフレーズで名高く、近年名録音として再評価されています。
当時60代半ばであったマイナルディですが、1913年に初めてバッハの無伴奏チェロ組曲第3番を演奏して以来、約50年にわたるバッハの作品研究と技術的な鍛錬がこの録音に結実したといっていいでしょう。当時バッハの無伴奏チェロ組曲の録音においては、パブロ・カザルスのSPレコードが有名であり、その影響は大きいものでした。しかし、マイナルディの演奏は緩やかなテンポと表情で、弦楽器の歌う要素を損なうことなく、バッハの線的対位法を多彩な音色で描き出すことで、楽曲の新たな可能性を示してみせました。輝かしい音色や生命力、厳しさの代わりに柔らかな光と包容力、開放感を備えた新時代のバッハとして、現代にも影響を与え続けています。
名録音ゆえに多くのCD作品に収録されていますが、本日ご紹介の盤は1996年6月に日本コロムビアから発売された盤です。近年リマスター盤などが出る場合は、本作のジャケットが元にされることが多く、オリジナル盤的な位置付けが確立されています。そのため中古市場での取引価格は高騰傾向です。
セタガヤCD買取センターでは、マイナルディ / バッハ:無伴奏チェロ組曲・全曲(COCO-80165~67)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥2,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。
掲載日: 2023年12月13日
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