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ローラ・ボベスコ / ボベスコ・プレイズ・クライスラー 1(32CD-77/西独盤)

ローラ・ボベスコ / ボベスコ・プレイズ・クライスラー 1(32CD-77/西独盤)

参考買取価格 ¥9,000

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※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。

査定担当コメント

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

本日ご紹介するのはこちら。

・アーティスト / ローラ・ボベスコ  Lola Bobesco

・タイトル / ボベスコ・プレイズ・クライスラー 1

・レーベル/PHILIPS

・型番/32CD-77

・備考/帯、西独盤

■参考買取価格/¥9,000

クラシックCDのなかでも女性ヴァイオリニストものは一際人気があるのですが、そのなかでも特に人気のアーティストがローラ・ボベスコです。

ローラ・ボベスコ (1921- 2003)は、ルーマニアのクレーヨーヴァー生まれのヴァイオリニスト。指揮者の父親を持ち、幼いころに音楽の才能を開花させました。1928年パリに留学しジョルジュ・エネスコやジャック・ティボーに学び、1937年「ウジェーヌ・イザイ・コンクール」に入賞。その後、本格的な演奏活動を始めました。1980年に初来日を果たして以降、たびたび来日し多くのファンを獲得。2003年に亡くなりましたが、現在でも非常に人気があります。

本日ご紹介のCDは「ローラ・ボベスコ / ボベスコ・プレイズ・クライスラー 1(32CD-77/西独盤)」です。収録されているのは1984年にオランダ・ユトレヒトのスタジオで録音された、世界的に知られるヴァイオリンの巨匠・フリッツ・クライスラーのいわゆる「クライスラーの偽作」として有名な諸作品です。

クライスラーは演奏旅行先の歴史ある図書館などで埋もれていた作品を発掘することを楽しみにしていました。その作品をそのまま演奏するのみならず、旋律の一部を取り入れ、「過去の作曲家の作品を『再発見』した」と称し演奏・出版していました。

ある時ニューヨーク・タイムズの音楽担当記者が、「編曲」と銘打っているのに原曲が世に出てこないことを疑問に思い、そのことを尋ねると、クライスラーはどの曲のどの部分をどう・どれだけ引用し、どの部分が自分の作曲であるか事細かく答えました。

この発言は1935年2月8日の『ニューヨーク・タイムズ』で公表され、一大センセーションを巻き起こしました。当時は問題視もされましたが、フランス・バロック音楽やヴィヴァルディの再発見のきっかけが作られた事実もまた否めず、その後は完成度の高さから世界のヴァイオリニストの定番レパートリーとなっています。

ボベスコは詩情豊かなフランス系音楽やバロック音楽の演奏で特に高い評価を得ており、今作でも絶品と呼べるその優雅な演奏スタイルで、一貫した気品ある音の美しさを表現しています。

また廃盤的見地からCDを解説させていただきますと、日本フォノグラム株式会社から定価3200円で発売されていた、国内初期盤になります。規格番号は32CD-77。付属品は日本語解説書とケース外付けの帯(通称デカ帯)です。付属品が完品でなければ査定評価も下がってしまいますので注意が必要です。

ボベスコのクライスラーはかつて抜粋盤が国内で1枚に編集されたりしましたが、元々は1984年と1985年にそれぞれ録音され別々にリリースされました。こちらは1984年の第1集の国内初期盤でディスクは西ドイツ製です。国内・輸入盤ともに現在廃盤で入手困難となっています。

セタガヤCD買取センターでは、ローラ・ボベスコ / ボベスコ・プレイズ・クライスラー 1(32CD-77/西独盤)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥9,000とさせていただいております。

大切なクラシックのCDの売却をご検討中でしたら、クラシックCD専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターにご相談下さい!よろしくお願いいたします。

掲載日: 2023年04月11日

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