カンゼル / シュトラウス：ファミリーのワルツ,ポルカ,マーチ行進曲集(CD-80098/ゴールドCD)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / エリック・カンゼル

・タイトル / シュトラウス：ファミリーのワルツ,ポルカ,マーチ行進曲集

・レーベル/ TELARC

・型番/ CD-80098

・備考/ ゴールドCD

■参考買取価格/ ¥9,000

 

エリック・カンゼル（1935 – 2009）は、アメリカ合衆国ニューヨーク出身の指揮者です。44年にわたってシンシナティ・ポップス・オーケストラを指揮し、1000万以上の録音を売り上げ、「プリンス・オブ・ポップス」と称されています。

 

ダートマス大学では音楽の学位の他に化学も専攻、ハーヴァード大学やブラウン大学でも学び、後の活躍の礎を築きました。1957年にサンタフェ・オペラにて指揮者としてデビュー。ピエール・モントゥーの下で指揮を学びながら、ロードアイランド・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務め、1965年にはシンシナティ交響楽団の常任指揮者として迎えられます。

 

オペラ指揮者としてのキャリアを着実に重ねていましたが、音楽監督マックス・ルドルフに誘われポップス・コンサート「8 O’Clock Pops」の指揮を受け持ったことを足がかりに、1970年からはボストン・ポップスで客演を重ね、ポップス指揮者としての地位を確かなものとしてゆきました。

 

1977年にシンシナティ・ポップス・オーケストラが新設されると、指揮者に任命され、以降テラーク・レーベルに約90枚にのぼるレコーディングを行い、そのバラエティに富んだ数々の録音は、4年で連続でビルボードの「クラシカル・クロスオーバー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、世界各国のチャートを賑わせました。

また、カンゼルの薫陶を受け、キース・ロックハート、スティーヴン・ライニキーら次世代のポップス・オーケストラ指揮者が続々と誕生しています。

 

本日ご紹介のCDは、「カンゼル / シュトラウス：ファミリーのワルツ,ポルカ,マーチ行進曲集(CD-80098/ゴールドCD)」です。

 

ウィンナー・ワルツを中心にさまざまなダンス音楽が収録されており、「カイザー・ヴァルツァー」や「ワイン・ヴァイプ・ゲザング」、「スファレンクランゲ」はその代表格と言えるでしょう。また、「Wein、Weib、Gesang」のオーケストラ序曲も壮大で印象的です。この楽曲は、ワルツ王シュトラウスの中でも最高傑作とされ、ワーグナーやブラームスからも賞賛されました。

 

ワルツに加えて、ポルカ、ガロップ、カドリル、マーチなど多種多様なジャンルの演奏がおもちゃ箱のように飛び出して来るのはさすが「プリンス・オブ・ポップス」カンゼルとシンシナティ・ポップスといったところです。ヨハン・ジュニアの「クンストラー・クアドリル」の陽気で楽しいアレンジには笑顔にならざるを得ません。全編を通じ、カドリーユやガロップなどがオペラや交響曲のメドレーとして演奏されていたシュトラウス時代の和やかな雰囲気を伝えています。

 

本日ご紹介の盤は1985年にTELARCから発売された24K GOLD CDです。

24K GOLD CDは、蒸着膜に通常のアルミニウムではなく、金（24K）を使用したCDで、通常のCDの反射膜に使われているアルミニウムと比べ粒子が小さく、レーザーが反射した際のデジタル波形歪が少なくなり、音質が良く、また酸化に対する耐性あるため、保存性にも優れているという特徴があります。

 

発売から30年以上経過しており現在は廃盤で、また同作を24K GOLD CD仕様で発売した唯一のCDであることから、中古市場ではプレミアCDとなっています。

 

セタガヤCD買取センターでは、カンゼル / シュトラウス：ファミリーのワルツ,ポルカ,マーチ行進曲集(CD-80098/ゴールドCD)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥9,000とさせていただいております。

 

大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。

 

掲載日： 2023年09月27日