コリン・デイヴィス＆王立音楽アカデミー / モーツァルト：ガラ・コンサート(RAM013)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / サー・コリン・レックス・デイヴィス　Sir Colin Rex Davis

・タイトル / モーツァルト：ガラ・コンサート

・レーベル / RAM

・型番 / RAM013

・備考 / 2CD

■参考買取価格 / ¥8,000

 

サー・コリン・レックス・デイヴィス（Sir Colin Rex Davis 1927-2013）はイングランドのサリー州出身のウェイブリッジ生まれの英国を代表する名指揮者です。モーツァルト、ブリテンのオペラのほか、ベルリオーズの管弦楽曲やマーラー、シベリウスの交響曲など幅広いレパートリーを持ち、その真骨頂ともいえる重量感のある演奏は、音の密度や表現力の深みにおいて、ドイツ人以上にドイツ的と評されています。

 

生家が貧しく、安いクラリネットから楽器を始めたため、王立音楽大学でピアノの演奏能力の欠如を理由に指揮法の履修を禁じられてしまいました。しかし、同級生とカルマー管弦楽団を結成し、そこで指揮者としてのキャリアをスタートしました。

1950年代後半からBBCスコティッシュ交響楽団に指揮者の一人として招かれ、病身のオットー・クレンペラーの代理を努めたモーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』で一躍名声を馳せることになります。その後はコヴェント・ガーデン王立歌劇場、ボストン交響楽団、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団名誉指揮者など名だたる重要ポストを歴任し、1980年にはその功績を讃えられ、ナイトの称号も与えられています。

 

そんなデイヴィスですが、厳しさ故に一癖も二癖もある性格の指揮者が多い中で、温厚で気品がありユーモア溢れる人物として親しまれていました。デイヴィスの周りはいつも気持ちが和やかな空気に満ちていて、それは音楽の面にも良い影響を与えました。

 

本日ご紹介のCDは1997年11月にイギリス・ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで録音された「コリン・デイヴィス＆王立音楽アカデミー / モーツァルト：ガラ・コンサート(RAM013)」です。

この年に亡くなったダイアナ妃の追悼コンサートで、その模様はBBC Radio 3で放送され、モーツァルトの協奏交響曲とレクイエムが捧げられました。ヴァイオリンに当時弱冠24歳で若手の実力者ヴェンゲーロフを、ヴィオラには強烈な個性と高い音楽性を兼ね備えるバシュメトを起用し、世界が注目する中で格調高く堂々とした風格ある演奏が展開されています。

 

本盤は王立音楽アカデミーのレーベルから発売された1作で、デイヴィスのモーツァルトは数あれど、このガラ・コンサートが収録されたCDは他にはないでしょう。それ故に中古市場で出回ることも少なく、価格も高値で推移してきています。

 

セタガヤCD買取センターでは、コリン・デイヴィス＆王立音楽アカデミー / モーツァルト：ガラ・コンサート(RAM013)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥8,000とさせていただいております。

 

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掲載日： 2023年06月14日