ブスタボの遺産 (A Classical Record盤)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / ギラ・ブスタボ　Guila Bustabo

・タイトル / ブスタボの遺産 The Bustabo Legacy

・レーベル / Guila Bustabo

・型番 / ACR-37-1〜2

・備考 / 2CD

■参考買取価格 / ¥14,000

 

ギラ・ブスタボ（Guila Bustabo 1916 – 2002）は、アメリカ・ウィスコンシン州マニトワック出身。名伴奏ピアニストとして知られるアイヴァー・ニュートンが、「彼女はまるで天使のようだ。そして天使の様に演奏する」と称賛されるほどの卓越した演奏技術とカリスマ性を持ったヴァイオリニストです。

 

両親の影響でヴァイオリンを始め、幼少期よりシカゴ音楽大学のレイ・ハンチントンやウジェーヌ・イザイ門下のレオン・ザメティーニに手ほどきを受けます。9歳でシカゴ交響楽団やフィラデルフィア管弦楽団、ナショナル・オーケストラ協会等に客演するなど、天才少女ぶりを発揮。入学したジュリアード音楽院ではルイス・パーシンガーの下、さらなる研鑽を積んでいきます。

弱冠18歳にしてアジア・ヨーロッパを巡る演奏旅行を敢行。そこでフルトヴェングラー、A.コーツ、アーベントロート、カバスタ、E.ドホナーニ、メンゲルベルクといった指揮者たちと共演し、ヨーロッパ中で名声を手にしました。しかし、第二次世界大戦中にナチス関連のコンサートに出演してしまったことから運命が狂い始めます。

パリ滞在中に軍によってナチス協力の嫌疑がかけられ、一時的に拘束されることとなり、このことが影響し1970年になるまでアメリカの音楽界から事実上の締め出しを受けました。

アメリカ復帰後はアラバマ交響楽団に入団しましたが、肩の故障などによって5年で退団しました。

 

本日ご紹介のCDは「ブスタボの遺産 (A Classical Record盤)」です。

ブスタボは類まれな才能を発揮しながらも録音が極端に少なく、それ故に生前から伝説化した存在でした。1959年録音のヌッシオのヴァイオリン協奏曲をはじめ、パガニーニの24の奇想曲、ショパンのノクターンなど他では聴けないような音源が収録されています。

 

販売元の「A Classical Record」は以前に存在していたアメリカのレーベルで、エリー・ナイやミュンシュなどのSP復刻を発売していました。元々レコードの販売店であり、現在はCDの作製から撤退していますが、そのマニアックなラインアップから現在でもコアなクラシックファンに人気があります。

 

本盤は1993年に発売されましたが、大手レーベルではないため流通量は少なく、中古市場の価格も高騰しています。

 

セタガヤCD買取センターでは、ブスタボの遺産 (A Classical Record盤)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥14,000とさせていただいております。

 

大切なクラシックのCDの売却をご検討中でしたら、クラシックCD専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターにご相談下さい！よろしくお願いいたします。

掲載日： 2023年06月16日