ブレンデル / フィリップス録音全集(114CD)
ブレンデル / フィリップス録音全集(114CD)
参考買取価格 ¥8,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / アルフレッド・ブレンデル Alfred Brendel
・タイトル / フィリップス録音全集
・レーベル / DECCA
・型番 / 4788827
・備考 / 114CD
■参考買取価格 / ¥8,000
アルフレッド・ブレンデル(1931 – )はチェコ出身クロアチア育ちで、オーストリアのピアニストです。細部にまで気を配り、音楽の深い理解力を持っていたことで知られ、20世紀後半の最も偉大なピアニストの一人として広く認められています。
ドイツ系住民が多かった北モラヴィア地方、ヴィーゼンベルクのホテル経営者の裕福な家庭に生まれ、音楽への興味はレコードやラジオを通して育まれました。
6歳からピアノを学び始め、グラーツ音楽院卒業後、ウィーン音楽院でパウル・バウムガルトナーやエドゥアルト・シュトイエルマンに短期間師事したものの、ほぼ独学でピアノのレッスンに励みました。1949年のブゾーニ国際コンクールで4位入賞し、ウィーンでのコンサート・デビューを飾ると、以降も世界中のコンサートホールで演奏し、次第に国際的な知名度を得ました。
フィリップスと専属契約を結んだ1970年以降に録音されたベートーヴェンのピアノソナタ全曲などのレコード群は、その名声を決定的なものにしました。
ブレンデルの演奏は、華麗さや派手さはないものの、中庸を行く知的で正統的な解釈で多くの音楽ファンを惹きつけ、その中でもベートーヴェンとシューベルトはレパートリーの核を成し、両作曲家のピアノソナタ全集を3回にわたって録音しています。
さて本日ご紹介のCDは「フィリップス録音全集(114CD)」です。
これまでにカラヤン、セル、トスカニーニ、ワルター、ホロヴィッツ、ハイフェッツ、ケンペ、ルービンシュタインなど、さまざまなアーティストの「コンプリート・ボックス」をご紹介してきました。それぞれのコンプリート・ボックスを手にすると、その膨大な量に圧倒されます。これはそのアーティストが数十年にわたり築いてきたキャリアと、おそらく人生そのものが詰まった重みを体感できるからでしょう。これらが1つの箱に封じ込められている光景に、しばし感慨にひたってしまいます。
そこには「音楽」に人生を捧げた、まれに見る才能を持つ個人が、この世界に実在したことの確かな証拠があります。レコード音楽は、生演奏には及ばないという意見もあります。しかしレコード(CD)には音楽家としての「ひとりの人間」の思い出と記録を、具体的な「かたち」として保存できるという大きなメリットがあることを、我々クラシックファンは今一度気づく必要があるでしょう。
やや話がそれましたが、このBOXセット最大の魅力は、ブラームスのピアノ協奏曲の旧録音が復刻され収録されていることです。ピアニストの演奏は年齢とともに変化するものであり、ブレンデルの正確で明晰、知的なスタイルは彼の代表的な録音として70年代から80年代初頭のものがベストだと言えます。ベートーヴェンのワルトシュタインソナタ、モーツァルトのピアノ協奏曲第22番なども、彼の全盛期を代表するものです。
他にも200ページのブックレットには、トラック・リスト、作曲家別インデックス、初出しとなるものも含む数々のブレンデルの写真、ミシャ・ドナットによる書き下ろしコメントが収録された充実の内容となっております。
それに加えて現在は廃盤状態ということも影響し、中古市場での取引価格は高騰の一途をたどっています。ブレンデルのCDのなかで最も高値で取引されている一枚ではないでしょうか。
セタガヤCD買取センターでは、ブレンデル / フィリップス録音全集(114CD)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥8,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。
掲載日: 2023年10月6日
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