ウィウコミルスカ / ブラームス：ヴァイオリン・ソナタ全集(CD-4042)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / ワンダ・ウィウコミルスカ Wanda Wiłkomirska

・タイトル / ブラームス：ヴァイオリン・ソナタ全集

・レーベル/ Connoisseur Society

・型番/ CD – 4042

■参考買取価格/ ¥6,000

 

ワンダ・ウィウコミルスカ（1929 – 2018）はポーランド出身のヴァイオリニスト・音楽教師です。古典的なレパートリーと、現代音楽の解釈で名高く、タデウシュ・バイルトやクシシュトフ・ペンデレツキらの作品を含む多くの同時代の音楽の世界初演を行うなど、現代ポーランド音楽の世界への普及に寄与しました。

 

父親からヴァイオリンの手解きを受けた後、ウージ音楽院とブダペスト・リスト音楽院に入学。ヘンリク・シェリングらに薫陶を受け、めきめきと頭角を表すと、在学時よりジュネーヴやブダペスト、ライプツィヒなど国外のコンクールで次々に入賞果たし活躍。ユリアン・シトコヴェツキーやイーゴリ・オイストラら同世代のライバルたちと切磋琢磨していきました。

その後、再建されたワルシャワ・フィルハーモニー協会コンサートホールの落成式でのコンサートで、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団と共演し、同管弦楽団の首席ソリストに選ばれます。

それ以来、このオーケストラと五大陸の50ヵ国以上で演奏旅行を慣行し、年間で平均100回以上の演奏会を開催。ヴァイオリニストとして初めて、新設されたばかりのシドニー歌劇場でリサイタルを開くなど世界中に名声を轟かせます。

また、ニューヨーク・フィルハーモニックやクリーヴランド管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団など世界の主要なオーケストラや、オットー・クレンペラーや、ジョン・バルビローリ、レナード・バーンスタインといった指揮者とも共演を重ね、その実力と地位を確かなものにしていきました。

 

本日ご紹介のCDは、1975年ニューヨークで録音された「ウィウコミルスカ / ブラームス：ヴァイオリン・ソナタ全集」です。

ウィウコミルスカがヴァイオリニストとして油ののりきる少し前の年代の作品で、ビブラートをほとんど掛けない独特の手法で、彼女の深く暖かい音楽が垣間見れます。

若き日にクレンペラー指揮のコンサート中に居眠りをして怒鳴られるなど、大胆不敵な性格は健在です。能天気と呼べる程の開放感に、ほのかな陰影を加えたソナタ2番以降の演奏によく表れています。

使用した楽器は、1734年製のグァルネリと言われていて、その音の艶とヴィヴィッドな表情は一聴の価値ありです。

 

ご紹介の盤は、国内盤CDとしては1985年に発売され、現在は廃盤となっております。再発盤も出ておらず、また2000年以前のウィウコミルスカのCD作品自体が希少なことから市場価格は高騰しています。

セタガヤCD買取センターでは、ウィウコミルスカ / ブラームス：ヴァイオリン・ソナタ全集(CD-4042) を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥6,000とさせていただいております。

 

大切なクラシックのCDの売却をご検討中でしたら、クラシックCD専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターにご相談下さい！よろしくお願いいたします。

掲載日： 2023年04月25日