ビル・エヴァンス / コンセクレイション~ザ・ラスト・コンプリート・コレクション(00R2-61~68/8CD BOX)
ビル・エヴァンス / コンセクレイション~ザ・ラスト・コンプリート・コレクション(00R2-61~68/8CD BOX)
参考買取価格 12,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になっております。セタガヤCD買取センターです。
さて、ビル・エヴァンスといえば殆どの音楽ファンの方はアルバム「ポートレイト・イン・ジャズ」のジャケットに代表されるような黒縁眼鏡の端正で知的な青年の図を思い浮かべると思います。
時代でいうと1950年代後半から61年。中でもベースのスコット・ラファロ、ドラムのポール・モチアンとのトリオでの作品はエヴァンスが音楽的に最も充実していた時期の録音であることは疑いありません。が、その一方で一般的に顧みられることは少ないものの、エヴァンスのマニア諸氏からは熱狂的に支持されている録音があります。通称「ラスト・トリオ」を率いた一連の最晩年のライブです。
1978年、長年連れ添ったベーシストのエディ・ゴメスと決別したエヴァンスは、何人かのミュージシャンを試した末に、ベースにマーク・ジョンソン、ドラムにジョー・ラバーベラを迎えた、結果的に人生最後となってしまうトリオを結成します。様々な問題で私生活は破綻し、ドラッグを始めとする長年の不摂生で身体も限界を迎えていたにも関わらず、治療を拒否しひたすら演奏活動を続けたその姿は「緩やかな自殺」とも例えられました。本日ご案内するのはその死のわずか1~2週間前、ビル・エヴァンス生涯最後の日々を記録した壮絶なライブ盤です。
・アーティスト/ ビル・エヴァンス Bill Evans
・タイトル/ コンセクレイション Consecration – The Last Complete Collection
・レーベル/日本 ALFA JAZZ
・型番/OOR2-61~68
・備考/ 1989年日本初盤 8CD BOX
■参考買取価格/12000円
エヴァンスは1980年8月31日から9月7日サンフランシスコのライブハウス「キーストン・コーナー」に出演します。一部分のみがリリースされていたこのコンサートの音源を、日本ALFAレーベルが世界初のコンプリート・コレクションとして発売したCD8枚組ボックスが、本日ご案内の「コンセクレイション – The Last Complete Collection」です(実際はコンプリートではなかったのですが、それはひとまず置いておきましょう)。
このボックスには同じ日本ALFAによる97年リマスター再発盤(品番ALCB-3918~3925)や、96年の米国MILESTONEレーベル盤が存在しますが、この89年初盤が最も人気となっています。
それには著名なオーディオ/音楽評論家の嶋護氏がこの初盤の音を絶賛し「その他のリリースはすべて音質が落ちる」と断言したことにも一因がありそうです。とはいえ再発盤も米国盤もそれほど大きくは変わらない価格で買取り可能ですので、いずれもご相談いただければと思います。
キーストンコーナーの公演を終えたエヴァンスは1980年9月9日からニューヨークのライブハウス「ファッツ・チューズデイ」に出演します。しかし2日目の9月11日、ついに演奏不可能となり公演はキャンセルに。9月14日に強制的に病院に搬送されるも翌9月15日に死去。まだ51歳でした。
キーストン・コーナーでのライブは何とさらにCD8枚分の音源が発見され、第2弾のボックス「THE LAST WALTZ」が発売されました。これも含めなんと合計CD16枚。エヴァンスが命をかけた最後の日々の記録、かなり巨大ですが一度は真剣に向き合ってみたいものですね。
大切なご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。
掲載日: 2022年08月1日
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