バーンスタイン / ベートーヴェン：交響曲第9番《合唱》(ESOTERIC エソテリック/ESSG-90283)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / レナード・バーンスタイン Leonard Bernstein

・タイトル / ベートーヴェン：交響曲第9番《合唱》

・レーベル / ESOTERIC エソテリック

・型番 / ESSG-90283

・備考 / SACDハイブリッド

■参考買取価格 / ¥2,000

 

レナード・バーンスタイン（Leonard Bernstein 1918-1990）は、ユダヤ系アメリカ人の指揮者、作曲家、ピアニストです。アメリカが生んだ最初の国際的レベルの指揮者で、20世紀後半のクラシック音楽界をリードするスター音楽家でした。

 

マサチューセッツ州ローレンスに生まれ、ウクライナ系ユダヤ人の家庭に育ち、幼少期から音楽への情熱を抱きプロの音楽家を志したバーンスタインは、ボストン・ラテン・スクール、ハーバード大学、カーティス音楽院で指揮や作曲の技術を磨きました。指揮ではディミトリ・ミトロプーロス、フリッツ・ライナー、セルゲイ・クーセヴィツキーに、作曲ではウォルター・ピストンに師事しています。

 

卒業後、1943年にニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団の副指揮者に就任すると、急遽ブルーノ・ワルターの代役をつとめ、大きな成功を収めます。その後同楽団の音楽監督に昇格し、このコンビは黄金時代を築くこととなります。

 

情熱的な指揮スタイルやスター性は多くのファンを魅了し、CBSレコードとの録音契約では彼に録音曲目の決定権が与えられたほど、その当時影響力は絶大なものがありました。

 

バーンスタインは音楽を通じて社会的なメッセージを発信する活動も行い、1989年にはベルリンの壁崩壊を受けてベートーヴェンの交響曲第9番を指揮し、東西冷戦終結を象徴する演奏会を実現しました。一方で、その活動は時に物議を醸し、トラブルも生じることがありましたが、音楽界に多大な影響を与えた音楽と活動は、偉大なレガシーとして今でも多くのクラシックファンによって語り継がれています。

 

さて本日ご紹介のCDは1977年から1979年に録音された「バーンスタイン / ベートーヴェン：交響曲第9番《合唱》(ESOTERIC エソテリック/ESSG-90283)」です。

 

バーンスタインとウィーン・フィルの総決算ともいえるベートーヴェンです。第9番では特に密度の濃い演奏が展開されています。弦楽器は緊張感を途切れさせず、金管は美感を全うし、さらにはティンパニの迫力が加わり、まるで聴き手を頂点へと導いてくれているようです。第2楽章では強靭なリズムと流麗なトリオが対照され、第3楽章ではゆっくりとしたテンポが印象的、第4楽章では独唱と合唱が絶妙な行進曲を盛り上げ、最後には壮麗な二重フーガへと続きます。

ライブの熱気を保ちつつセッションの緻密さを備えており、ノイズが極力取り除かれた緊張感のある仕上がりは、まさに磨き上げられた録音芸術です。ドイツ・グラモフォンによるライヴ録音はマルチトラック収録のメリットを活かし、各パートの明晰さを保ちながら音楽の微細な動きを精緻に聴き取ることができます。 

 

 

有名な演奏だけに何度かCD化されていますが、ご紹介の版はその中でも評価の高いESOTERIC社から発売されたSACDハイブリッド盤(ESSG-90283)です。ESOTERIC社の製品は、高精度なデジタル・マスタリング技術や高品質なCDプレス技術を使用して製造されており、オリジナル・マスター・テープに忠実な再現性を実現しています。2023年12月と直近の発売ですが、少量限定生産を貫く同社の方針も影響して、中古市場では既にコレクタブルなアイテムになっています。

 

セタガヤCD買取センターでは、バーンスタイン / ベートーヴェン：交響曲第9番《合唱》(ESOTERIC エソテリック/ESSG-90283)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥2,000とさせていただいております。

 

 大切なクラシックのCDの売却をご検討中でしたら、クラシックCD専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターにご相談下さい！よろしくお願いいたします。

 

掲載日： 2024年01月25日