ヴィルヘルム・バックハウス大全集(POCL-9531~60)
ヴィルヘルム・バックハウス大全集(POCL-9531~60)
参考買取価格 ¥13,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。
さて、本日は先日出張買取にて奈良県ご在住のお客様より買取させていただきましたこちらのCDをご紹介させていただきます。
本日ご紹介するのはこちらです。
・アーティスト / ヴィルヘルム・バックハウス Wilhelm Backhaus
・タイトル / ヴィルヘルム・バックハウス大全集(POCL-9531~60)
・レーベル / LONDON
・型番 / (POCL-9531~60
■参考買取価格 / ¥13,000
ヴィルヘルム・バックハウス(1884-1969)はドイツ出身のピアニストです。ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、フランツ・リストの直系の弟子でもあります。「新古典主義者」と評されるバックハウスのスタイルは、がっちりとした構成と主情的表現が皆無というのが特色です。前述のとおりバックハウスはピアノの流派を弟子から師匠へ遡るとベートーヴェン直系の弟子筋にあたることもあり、ベートーヴェン弾きの名手として知られています。
7歳でライプツィヒ音楽院に入学し、アロイス・レッケンドルフに師事し、1905年にパリで開催されたルビンシュタイン音楽コンクールで優勝したことをきっかけに、ピアニストとしてのキャリアをスタートさせました。その後は順調にコンサートツアーや録音活動を行っていましたが、第二次世界大戦中にナチスの宣伝に利用された経歴から、戦後アメリカでの演奏活動が制限されるなど憂き目にもあっています。1954年にアメリカの入国禁止が解け、国際舞台に返り咲くと、日本の神田共立講堂での公演をはじめ、各国で名演を連発しました。
1966年にはオーストリア共和国芸術名誉十字勲章を受け、またベーゼンドルファー社から20世紀最大のピアニストとしての意味を持つ指環を贈られるなど、バックハウスの残した功績は数々の栄誉と賞賛を受けています。
さて本日ご紹介のCDは、「ヴィルヘルム・バックハウス大全集(POCL-9531~60)」です。
初期ではベートーヴェンのモノーラル録音から、中期ソナタ、特に「アパッショナータ」ではその驚異的なテクニックが際立ち、ピアニズムの粋を示す爽快な演奏が味わえます。
ピアノだけでなく、室内楽においてもバックハウスの才能が示されており、チェロソナタではピエール・フルニエとの共演が素晴らしく、コンチェルトでは第4が特に優れており、モノーラル録音のクレメンス・クラウス指揮のものなどバックハウス初心者にもお勧めな定番が抑えられているのも嬉しいところ。
全体的に、木管の響きが効果的に生かされ、ベートーヴェンの新旧のソナタなど、バックハウスの「ぶっきらぼう」な演奏がその魅力の最たるものであることを再確認できます。彼の演奏が認められるようになったのは意外にも第二次大戦後であり、当初は他のピアニストと比べて詩味が足りないとされていましたが、その強靭な本能が後に高く評価されるようになりました。彼のピアノ芸術の幅広さと深さを存分に味わえる作品です。
ご紹介の(POCL-9531~60)は1994年12月に ポリドールより発売されました。
最近でも再CD化されており、様々なバージョンが現在では中古市場に流通している状況ですが、CD全盛期に発売されたこともあってか、現在でも数多くあるバックハウス全集の中でもベストに挙げるクラシックファンが後をたちません。
発売から30年近く経過していることから、付属品が完品かつ状態良好のものを入手することは極めて難しく中古市場でも高値で取引されています。
もちろん、セタガヤCD買取センターでも絶賛買取強化中です。付属品完品、状態良好で現在の参考買取価格は¥13,000とさせていただいております。
大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。
掲載日: 2023年12月11日
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