アラウ / ファイナル・セッションVol.1~Vol.5(446859-2/独盤/7CD)
アラウ / ファイナル・セッションVol.1~Vol.5(446859-2/独盤/7CD)
参考買取価格 ¥16,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / クラウディオ・アラウ Claudio Arrau
・タイトル / ファイナル・セッションVol.1~Vol.5
・レーベル / フィリップス PHILIPS
・型番 / 446859-2
・備考 / 独盤 7CD
■参考買取価格 / ¥16,000
クラウディオ・アラウ(1903 – 1991 )は南米チリ出身でアメリカ合衆国を中心に活動した20世紀を代表するピアニストです。
早くから神童として知られ、1911年にサンティアゴでデビューし、同年チリ政府の援助によってドイツに留学。ベルリンのシュテルン音楽院でリストの高弟であるマルティン・クラウゼに師事しました。
以後は1927年にはジュネーブ国際ピアノコンクールに1位入賞するなど大成功を収め、ヨーロッパでの名声を確立。1941年にカーネギー・ホールに初登場し、翌年より本拠をアメリカに移しました。
第二次大戦後も世界的に活躍(日本には1965年初来日)し、最晩年までコンサート・録音を精力的に行うなど、文字通り「巨匠」の名にふさわしい活躍をみせました。
ベートーヴェン、シューマンなどのドイツ系の作曲家の作品を得意とするピアニストとして世界的に有名ですが、リストやショパンの演奏にも独自の境地を見せるなど、大柄で渋めの演奏が特徴で、抑制の効いた大人の世界は「噛めば噛むほど味が出る」と評価されています。
さて本日ご紹介の作品は「アラウ / ファイナル・セッションVol.1~Vol.5(446859-2/独盤/7CD) 」です。
1990年から1991年3月までのアラウ生涯最後の録音セッションを収めたボックスセットで、1995年10月16日に発売されました。
死のわずか2ヶ月前に録音されたバッハのパルティータは、なんと初めてのパルティータ録音だったというのは正直驚きを隠せません。5歳でコンサート・デビューしたのち、83年間もピアニストとして生きてきたアラウですが、最後の最後まで挑戦を貫くその姿勢には、改めて強い尊敬の念を抱きました。
至極の録音芸術が続く中、最も注目すべきは3〜4枚目のベートーヴェンのピアノ・ソナタ集です。全般的に若々しさと老練さが交錯し指の巧みさが際立っており、その演奏はまさに無双モードに入っています。第16番付近からは、たどたどしい歩みが徐々に老練な語り口に変わり、即興的な没入感に満ち満ちていきます。晩年の最高傑作といっても過言ではないでしょう。
厚みのあるタッチで音符ごとに音のドラマを描き出し、88歳とは思えない折り目正しい演奏は、圧倒的な説得力を感じます。
アラウは名録音が多く、ゆえに幾度となく再CD化されています。
本日ご紹介のセットも装丁を若干変えて2006年に再発されていますが、中古市場ではオリジナルである独盤の人気が一番で取引価格は高騰しています。かつては国内盤でばら売りされていたこともあり、何枚か持っていた方も多いのではないでしょうか。
セタガヤCD買取センターでは、アラウ / ファイナル・セッションVol.1~Vol.5(446859-2/独盤/7CD)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥16,000とさせていただいております。
大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。
掲載日: 2023年11月3日
キーワード検索
買取のお問い合わせは
下記ボタンからお気軽にどうぞ
-
査定料・送料・出張料全て無料!
お客様のご負担は一切ありません。
-
買取実績30年
買い取れないジャンルはございません。
-
年間100万枚の買取実績!
国内最大級のCD・DVD取り扱い量。