アルゲリッチ / 幻のショパン・レコーディング(TOGE-11072/SACDハイブリッド)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / マルタ・アルゲリッチ Martha Argerich

・タイトル / 幻のショパン・レコーディング

・レーベル/ EMI Classics

・型番/ TOGE-11072

・備考/ SACDハイブリッド

■参考買取価格/ ¥2,000

 

マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich 1941-)はアルゼンチン出身のピアニストです。

アルゲリッチの演奏スタイルは情熱的で天衣無縫、作品に宿る情熱を奔放に表現しながらも、抜群のテクニックで見事にまとめあげることで知られています。

 

ブエノスアイレスに生まれ、幼少期に両親からピアノの才能を見出されると、2歳8ヶ月からピアノを始めます。アルゼンチンの名教師ヴィンチェンツォ・スカラムッツァの元で厳しいレッスンを受けながらその実力を磨いていき、すでに10歳になる前にはベートーヴェンのピアノ協奏曲やモーツァルトのピアノ協奏曲を弾きこなすほどに成長します。

 

念願だったウィーン留学を果たすと、マドレーヌ・リパッテをはじめ数々の著名なピアニストに師事。ブゾーニ国際ピアノコンクールやジュネーブ国際音楽コンクールで優勝し、第一線のピアニストとして認められました。

 

その後はソロやピアノ協奏曲の演奏を数多くこなしながらも、室内楽に傾倒し、ギドン・クレーメル、イヴリー・ギトリス、ルッジェーロ・リッチ、チェリストのロストロポーヴィチなど世界第一級の弦楽奏者との共演し、どの演奏も歴史的価値が認められるほどの高い評価を受けています。

 

また、1998年から開催されている別府アルゲリッチ音楽祭の総監督を務め、以降は毎年音楽祭のために欠かさずに来日するなど親日家な一面も見せています。

 

さて本日ご紹介のCDは1965年6月に録音された「アルゲリッチ / 幻のショパン・レコーディング(TOGE-11072/SACDハイブリッド)」です。

 

ショパン・コンクールで優勝直後の録音で、アルゲリッチ24歳当時の豪快かつ爽快で輝かしい演奏が堪能できます。特に作品59の「３つのマズルカ集」は素晴らしく、クラウディオ・アラウのベートーヴェン演奏がドイツ人よりもドイツ的ならアルゲリッチによるショパンのマズルカは、ポーランド人よりもポーランド的だと言ってもよいほどでしょう。

ブックレットには、コンクール時の写真が使われているほか、プロデューサーによる回想やコンクールのレビューも掲載されており、非常に興味深い読み物となっています。

 

契約の関係で初めて音源化されたのが1999年となった曰く付きの作品ですが、それ以降は幾度となくCD化されており、近年においても2021年にリマスター盤が発売されるなど今でもその人気の高さが伺えます。

 

その中でも評価が高いのが、本日ご紹介のEMI CLASSICSから2011年に発売されたSACDハイブリッド盤です。HQCD盤との比較は議論のあるところですが、一聴してわかる音粒の鮮明さ、音場の拡がり、音圧のいずれをとっても一級品の仕上がりで、かつてのLPにも肉薄するほど良好な音質といえるでしょう。

 

セタガヤCD買取センターでは、アルゲリッチ / 幻のショパン・レコーディング(TOGE-11072/SACDハイブリッド) を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥2,000とさせていただいております。

 

大切なクラシックのCDの売却をご検討中でしたら、クラシックCD専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターにご相談下さい！よろしくお願いいたします。

 

掲載日： 2023年08月3日