キング・ダイアモンド「フェイタル・ポートレイト」 90年初版 帯付 旧規格

お世話になります。セタガヤCD買取センターです。

さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

・アーティスト / キング・ダイアモンド

・タイトル  / 「フェイタル・ポートレイト」 

・型番 / APCY-8029

・備考 / 90年初版 帯付 旧規格

■参考買取価格 / ¥7,000

キング・ダイアモンド（King Diamond）は、デンマーク出身のヘヴィメタル・ミュージシャンであり、ソロ名義でもバンド名義でも活動するボーカリスト／アーティスト。本名はキム・ベンディックス・ピーターセン（Kim Bendix Petersen）。1956年生まれ。特異なファルセット・ヴォイス、ゴシックでホラー的な世界観、白黒のフェイスペイントを用いた強烈なヴィジュアルで知られ、メタル史において異彩を放つ存在です。

80年代初頭にMercyful Fate（マーシフル・フェイト）を結成し、カルト的人気を獲得。その後1985年より自身の名を冠したソロ・プロジェクト King Diamond を始動。ソロ名義の作品では、ほとんどのアルバムがコンセプト・アルバムとなっており、まるでホラー映画を見るかのようなストーリーテリングとドラマチックな展開が特徴です。

ブラックメタルやゴシックメタル、シンフォニックメタルといったジャンルに多大な影響を与えた存在であり、オジー・オズボーンやアリス・クーパーと並ぶ、ヘヴィメタルにおけるダークヒーロー的存在とされています。現在も活動を続けており、その音楽とキャラクターはメタル・ファンから根強い支持を得ています。

本日ご紹介のCDは「キング・ダイアモンド「フェイタル・ポートレイト」 90年初版 帯付 旧規格」です。

本作は1986年に発表したソロ名義でのデビュー・アルバムです。マーシフル・フェイト脱退後、キングが自らの世界観をより自由に表現するために始動したソロ・プロジェクトの幕開けを飾る作品で、のちのコンセプト・アルバム群へとつながる道筋を感じさせる一作です。

後年のアルバムほど完全なストーリー仕立てのコンセプト・アルバムではありませんが、冒頭から中盤にかけて「メリッサ」という少女の霊にまつわる短編ホラー風の物語が展開されており、すでにキング・ダイアモンド特有の恐怖と哀しみが交錯する世界観が形成されています。

トラディショナルなヘヴィメタルをベースにしつつ、ホラー・オペラ的要素や高音ファルセット、劇的な展開を導入し、以降のキング・ダイアモンド作品の方向性を示唆する作品です。まだ荒削りな面はあるものの、その分生々しい勢いと創造性に満ちた一枚とも言えます。

アルバムタイトルの「フェイタル・ポートレイト（致命的な肖像画）」は、少女メリッサの魂が宿った肖像画という物語とリンクしており、ジャケットのアートワークと共にリスナーの想像力を掻き立てる要素となっています。後の傑作『Abigail』へとつながる重要なステップとして、今なお語り継がれるクラシック・メタルの名盤です。

本日ご紹介の盤は1990年10月21日にFar East Metal Syndicateからリリースされた帯付き日本盤です。名盤故に最近でも盛んに再発されていますが、本作は初の日本盤CD盤ということもあり中古市場の取引価格は高騰傾向です。

セタガヤCD買取センターでは、キング・ダイアモンド「フェイタル・ポートレイト」 90年初版 帯付 旧規格を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥7,000とさせていただいております。

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。

掲載日： 2019年10月8日