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細川綾子 / Mr ワンダフル(TBM XR 3008/XRCD)

細川綾子 / Mr ワンダフル(TBM XR 3008/XRCD)

参考買取価格 ¥4,000

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※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。

査定担当コメント

お世話になっております。セタガヤCD買取センターです。

さて、スリー・ブラインド・マイスは攻めた企画のジャズアルバムを次々とリリースする一方で、女性ボーカル作品にもかなりの力を入れていました。本日はその中でも中本マリと並びレーベルを代表するシンガーである細川綾子をご紹介したいと思います。

これを書いている現在、「細川綾子」でウェブを検索するとまず出てくるのがこのプロフィール文章です。以下カッコ内は引用。

「1952年生まれ。ジャズ・ヴォーカリスト。14歳で浜口庫之助に師事し、在日米軍キャンプで活動を始める。56年「チェリー・ピンク・マンボ」でレコード・デビュー。61年渡米。サンフランシスコを中心に活動。60年代後半にアール・ハインズ・グループに専属歌手として参加。」

これはいけません。4歳レコードデビュー9歳で渡米はさすがに早すぎです。冒頭からいきなり間違っているこの文章、他にも色々と問題あるこいつが何だかオフィシャル面をして、訂正もされずあちこちに貼られている状況はちょっとどうなんでしょう。なので私ごときには明らかに荷が重いのですが、以下に調べて分かったことを少し記してみます。

細川綾子さんは1939年生まれ。1953年頃から父親の友人であった浜口庫之助に師事し米軍キャンプ廻りなどの歌手活動を開始(この後が問題です。上記のプロフィール文ではいくら検索しても何も出てきません)。

レコードデビューの名義は 「細川あや子」。タイトルはチェリー・ピンク・マンボではなく「セレソ・ローサ」。78回転のSP盤です。

「細川あや子/セレソ・ローサ」(日本コロムビア 型番:JL145 B面:裏町のおてんば娘)

この盤のレーベル記載のリリース日付は55年7月。よってレコードデビューは1955年が正しいのではないでしょうか。バックは渡辺晋とシックスジョーズ。後の芸能界のドン、渡辺プロ社長のバンドです。
この「細川あや子/セレソ・ローサ」は複数のSP音源/ジャズソング復刻物コンピレーションでCD化されており、サブスクでも聴けます。16歳とは思えない堂々とした歌いっぷりで後半の英語で唄う部分も素晴らしく、その天才少女っぷりは明らかです。この時代、細川あや子としてのリリースはもう1枚確認できました。同じく78回転SP盤です。

「細川あや子/トウイードル・デイ」(日本コロムビア 型番:JL151 逆面:星野みよ子/私には大切な人がある)

上記のどちらも7インチEPは確認できませんでしたが存在は不明。また、他のレコードも発売されているかもしれません。

余談ですが「セレソ・ローサ」はペレス・プラードで有名なラテンナンバー。世界各国で様々な曲名に改題されていますが、米国で付けられたタイトルのひとつが「チェリー・ピンク・マンボ」です。つまり異名同曲ということになりますね。

細川綾子はこの後22歳でアメリカ人男性と結婚し渡米。西海岸で歌手活動を開始し、アール・ハインズのグループで専属歌手を務めるなど着々とキャリアを積んでいきます。そして1977年一時帰国、TBMから知られざるレジェンド・シンガーとしてリリースした日本再デビュー作がこちらになります。

・アーティスト/細川綾子 Ayako Hosokawa
・タイトル/Mr. ワンダフル to Mr.Wonderful
・レーベル/ Three Blind Mice
・型番/ TBM XR 3008

・備考/xrcd盤 1997年発売

■参考買取価格/ 4000円

1997年にリリースされた細川綾子「Mr. ワンダフル」のxrcd再発盤。
xrcdはマスタリングからディスクのプレスまで一貫した管理によって高音質を実現する日本ビクターの技術です。音質へのこだわりからCDというメディアには懐疑的だったスリー・ブラインド・マイスの藤井武社長が、90年代のある日、ビクターのセールスから聴かされたそのサウンドに驚愕し、即座に採用を決めたとのこと。現在、藤井氏はxrcdを世界にプレゼンするためのアドバイザーにも就かれています。

「Mr. ワンダフル」は人気盤だけに、このxrcd以外にも多数の再発CDがリリースされています。

まずTBMではおなじみの西ドイツ盤(型番:TBMCD 3008)。これがCDの初盤になります。こちらは80年代後半から90年代を通じて生産されていたと言われ、中古市場では比較的見かけるものの、音質への評価は随一です。プレミアム価格はxrcdをしのいでおり、もしお持ちいただければさらなる高価査定をさせていただきます。その他に2007年リリースのSACD Hybrid 紙ジャケ仕様盤 (型番 MHCP10031)2021年には廉価盤(CMRS-0042)、さらには藤井氏の盟友ウィンストン・マー氏が経営していた高音質専門レーベルFirst Impression MusicからのSACD Hybrid HDCD 米国盤(型番:FIM SACD 061)等も存在します。

これらを始めとする「Mr. ワンダフル」の各種CDはいずれも絶賛買い取り受付中となっております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。

掲載日: 2022年10月20日

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