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ソニー ロリンズ / ウェイ アウト ウエスト プラス 税表記無3200円帯付

ソニー ロリンズ / ウェイ アウト ウエスト プラス 税表記無3200円帯付

参考買取価格 ¥1,000

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※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。

査定担当コメント

お世話になっております。セタガヤCD買取センターです。

さて、CDコレクター用語に「旧規格盤」という言葉があります。あるいは「初期盤」などとも呼ばれます。ここ15年ほどで我々の世界ではだいぶ定着したワードですが、本日は改めてそれについて考えてみようと思います。

まず、すべてのCDには規格番号というものが存在します。個別の商品番号ですね。お手持ちのCDの背表紙をご覧下さい。「SRCL 5000」の様なアルファベットと数字の組み合わせが表記されているはずです。あるいは「27DH 5300」とか。え?「35DH-1」?それはまさに旧規格、超初期盤ですね。稀少です。

失礼いたしました。実はこれ3つとも大滝詠一の名盤「A LONG VACATION」のCD規格番号です。
後に行くほど古くなりますが、特に「35DH-1」は1982年に世界で初めて発売されたCDとして有名な、いわば旧規格盤の王様のような存在です。

「35DH」の部分は80年代CBSソニー最初期の邦楽CDに共通する規格で、例えば35DH-2は同じ大滝詠一関連の「NIAGARA TRIANGLE VOL.2」、35DH-3は松田聖子「パイナップル」になります。

つまり品番を見て「35DH」であればマニアならすぐに「80年代ソニーの旧いCDだな」と分かるわけですが、そういった初期のリリースであることを示す固有の番号を持つCDを総称して「旧規格盤」と呼んでいます。

レーベル各社にそれぞれ代表的な「旧規格」があり、例えば東芝EMIの35DP規格や、ワーナー・パイオニアの38XP規格などはコレクター好みの盤が多いですが、本日ご案内するのは、近年その音質が密かに支持される日本ビクターの渋い旧規格「VDJ」シリーズ。その中でも高い人気を誇るこの一枚です。

・アーティスト/ソニー ロリンズ SONNY ROLLINS
・タイトル/ ウェイ・アウト・ウエスト・プラス
・レーベル/日本 ビクター
・型番/VDJ-1551

・備考/ 消費税表記無し 定価3200円帯付

■参考買取価格/2000円

VDJ規格は日本ビクターが自社で権利を所有する往年のジャズ名盤を初めてCD化したシリーズです。
帯のデザインから「ビクター黄帯」とも言われます。質の高いオリジナルのマスターテープを使用し、カリフォルニアのJVCカッティングセンターでマスタリングされたCD時代の幕開けに相応しい力の入ったリリースでした。

「WAY OUT WEST」はソニー・ロリンズが1957年にCONTENPORARYレーベルに録音したアルバムで、アナログ盤時代から演奏とともに録音も素晴らしいと定評がある1枚です。名盤だけに現在まで世界各社から、高音質を謳ったものも含め多数の再発が出揃っていますが、それらを改めて聴き比べた結果、世界最初のCDである本盤が多くのマニアから支持されているのはなかなか驚きです。
特に海外での評価は高く、かつて米のオーディオファンが集う有名フォーラムの主催者がこのVDJ盤を推薦したこともその人気に一役買っていると言われています。ロリンズが帽子を脱いで正面を向いている、オリジナルとは別デザインのジャケットになっているのも魅力ですね。

最後にまったくの余談ですが、そのレーベルを代表するような大物アーティストの新譜は規格番号が切りのいい数字になっている事が多いです。上記の大滝詠一もそうですし、90年代のユーミンなどほとんど全部キリ番だったような印象がありますね。
このようにCDの規格番号ひとつとっても色々な情報が読み取れますので、ご自宅のコレクションをもう一度チェックなさってみると面白いかもしれません。

ご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。

掲載日: 2022年06月3日

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