ブルーノ・ワルター / エディション：SONY録音集 (39CD)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。

 

・アーティスト / ブルーノ・ワルター Bruno Walter

・タイトル / エディション：SONY録音集

・レーベル / Sony BMG KOREA

・型番 / S70891C

・備考 / 39CD

■参考買取価格 / ¥1,500

 

ブルーノ・ワルター（Bruno Walter 1876 – 1962）は、ドイツ生まれの指揮者、ピアニスト、作曲家です。20世紀を代表する偉大な指揮者の1人で、モーツァルトやマーラーを得意とし、戦前・戦中から戦後間もなくの時期の日本ではフルトヴェングラー、トスカニーニ、ワルターを「三大巨匠」と称されていました。

 

ユダヤ系の出自で、ベルリンで生まれた彼は幼い頃からピアノに親しみ、若干13歳でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートにピアニストとして出演していました。

 

ピアニストデビュー後に、ハンス・フォン・ビューローに憧れ指揮者への転身を決意。ケルン市立歌劇場で1894年にデビューし、その後ハンブルク歌劇場に移籍し活躍しました。1896年にはマーラーとの出会いをきっかけに、ウィーン音楽院で教鞭をとっています。

 

1933年にナチス政権が成立し、ユダヤ系であることからワルターは迫害を受け、アメリカに亡命。戦後は復帰し、晩年までヨーロッパとアメリカで精力的に活動しました。

 

ワルターはまた豊富な録音も残しており、晩年にはステレオ録音をはじめ、モノラルでもマーラーの交響曲やモーツァルトの交響曲、ピアノ協奏曲、オペラなど多岐にわたり、現代においても高く評価されています。

 

ご紹介のCDは「ブルーノ・ワルター / エディション：SONY録音集 (39CD)」です。

 

久しぶりにベートーヴェン、ブラームス、モーツァルト、ブルックナー、マーラーの交響曲などワルターの演奏をじっくり聴いてみると、彼の演奏の素晴らしさは、彼が亡くなってからも一切変わらず、特にモーツァルトの交響曲のＮＹフィルとのモノラル録音は、最新のアーノンクールの演奏と比べても劣らない深い感動を与えてくれると感じました。

 

一方で、音楽の進化や技術の向上により、かつての名演奏が時代遅れに感じられることがあるというのも事実ですが、田園しかり、未完成しかり、フルトヴェングラーやトスカニーニほか大巨匠のなかでは唯一ステレオテイクをこれだけ遺してくれたのは人類の大きな遺産と云っても良いのではないでしょうか。

 

また、本日ご紹介のボックスセットは2013年にSony BMG KOREAから発売された輸入盤です。

現在は廃盤状態ということも影響し、中古市場での取引価格は高騰の一途をたどっています。

 

セタガヤCD買取センターでは、ブルーノ・ワルター / エディション：SONY録音集 (39CD)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥1,500とさせていただいております。

 

大切なクラシックCDの処分をご検討の際は、クラシック専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターでお願いいたします。

 

 

掲載日： 2023年11月24日