スコダ / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ(XRCG-30001~9/XRCD24)
スコダ / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ(XRCG-30001~9/XRCD24)
参考買取価格 ¥6,000
※相場は変動しますので記載している買取価格は買取保証額ではございません。
※盤質、状態良好、帯、他付属品完品の場合の参考買取価格となります。
査定担当コメント
お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。
さて、本日も最近買取させていただいたCDの中から厳選して一枚をご紹介させていただきます。
・アーティスト / パウル・バドゥラ=スコダ Paul Badura-Skoda
・タイトル / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
・レーベル / ASTRÉE
・型番 / XRCG-30001
・備考 / XRCD
■参考買取価格 / ¥6,000
パウル・バドゥラ=スコダ(Paul Badura-Skoda, 1927年10月6日 ウィーン – 2019年9月25日 ウィーン)は、オーストリアのピアニスト・音楽学者で、イェルク・デームスやフリードリヒ・グルダと共にウィーン三羽烏の一人として知られています。
ウィーン音楽院在学中の1947年にオーストリア音楽コンクールで優勝を果たし、その結果才能を認められエトヴィン・フィッシャーに薫陶を受け、一流ミュージシャンへと成長を遂げます。その後ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤンといったビッグネームとも共演すると活躍の場を世界へと移し、1950年代以降はアメリカや日本など多くの国を訪れて演奏しました。
スコダの録音数は非常に多く、200点以上に及び、特にウィーン古典派の作曲家、特にモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトに関する専門家として知られています。また、彼は自筆譜や歴史的な楽器のコレクターでもあり、その見識の高さから『新モーツァルト全集』のピアノ協奏曲第17番、第18番、第19番の編纂にも貢献しました。
1976年にはオーストリア政府からオーストリア科学芸術功労賞を授与され、マンハイム大学から名誉教授の称号を授与されています。
さて本日ご紹介のCDは、1980〜1989年にかけてウィーンのバウムガルトナー・カジノで録音された「スコダ / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ(XRCG-30001~9/XRCD24)」です。
録音にはベートーヴェン時代のフォルテピアノが使用され、当時の演奏法を再現していることが発売当初から話題となりました。国内盤CDは存在しない希少な録音で、音楽評論家の長岡鉄男氏からも高い評価を受けています。演奏はエネルギーに溢れ、特にフォルテピアノの低音には圧倒されます。演奏中のノイズやマイクの息遣いなど録音に独自性があり、余韻とホールのエコーの美しさは絶品です。
付属の解説書には曲目解説だけでなく、楽器についての詳細な説明や、スコダ自身によるハンマークラヴィア・ソナタに関する論文、また、オーディオ評論家の炭山アキラ氏によるオーディオ的聴きどころについての解説が含まれており、クラシック/オーディオファンには堪らない内容です。
また本日ご紹介の盤は、先日惜しまれながらも生産が終了してしまったXRCD盤です。
XRCDはマスタリングからカッティングまで全機器をカスタマイズしてパワーアップし、外部からの音楽信号変化要因を徹底排除することによって、原音の維持を最優先し、選び抜かれた音の職人たちの耳による厳しい音質管理の結果誕生したJVC K2テクノロジーの集大成として、今でもコアなクラシックファンに大変愛されている規格です。
その希少性から人気も高く、近年中古市場での価格も高騰傾向です。
セタガヤCD買取センターでは、スコダ / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ(XRCG-30001~9/XRCD24)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥6,000とさせていただいております。
大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。
掲載日: 2023年10月26日
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