ミルシテイン / キャピトル音源：1955-1966

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / ナタン・ミロノヴィチ・ミルシテイン 

・タイトル / キャピトル音源：1955-1966

・レーベル/ EMI

・型番/ ZDMF 0777 7 64830 2 3

・備考/ 6CD

■参考買取価格/ ¥12,000

 

ナタン・ミロノヴィチ・ミルシテイン（1904 – 1992）は、ウクライナ出身のユダヤ系ヴァイオリニストです。

歌心と美音を尊重するフランコ・ベルギー楽派の優美な演奏スタイルにより、「ヴァイオリンの貴公子」と称されています。

 

母親の奨めでヴァイオリンを学び始め、11歳のときレオポルト・アウアーの招きでペテルブルク音楽院に入学。ロシア革命の余波によりキエフに戻ると、ウラジミール・ホロヴィッツと知り合い、意気投合。共に西ヨーロッパでの演奏旅行を行いました。この頃にはウジェーヌ・イザイの門も叩き、キャリアの基礎を築きました。

その後、レオポルド・ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団によりアメリカでデビューすると、ニューヨークを拠点にヨーロッパなど世界各国を演奏ツアーで訪れるなど、世界的な活躍を見せました。1968年にはレジオン・ドヌール勲章を、1975年にはグラミー賞をそれぞれ受賞しています。

 

20世紀の傑出したヴァイオリニストのひとりに数えられており、ロマン派の作品ばかりでなく、バッハの無伴奏ヴァイオリン作品の解釈や、ショパンの夜想曲の編曲も大変有名です。オリジナル作品では、パガニーニの主題による無伴奏ヴァイオリン作品「パガニーニアーナ」が近年とりわけ注目を浴びつつあります。

 

本日ご紹介のCDは、「ミルシテイン / キャピトル音源：1955-1966」です。

70年にわたるキャリアを誇る彼の芸術的全盛期に、協奏曲とリサイタルのレパートリーを収録した決定盤と言えるでしょう。

 

理想的な解釈とされるグラズノフの協奏曲は濃厚な情緒で見事に弾き切り、全曲を2度録音するなど、こだわりの強いバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」はいつ何度聴いても、畏怖と歓びを味わえます。

その他にもプロコフィエフ：ヴァイオリン協奏曲第2番など、聴覚が混乱するほどのテクニックと、各フレーズをしっかり音楽的に響かせるアプローチは必聴です。

全編を通じ、エモーショナルで技巧も冴えており、とにかく一音一音の密度が濃く、格式ばった表現を超越する規格外な名演奏が続きます。

 

ご紹介の盤は、1993年に発売されたアメリカ盤で、現在は廃盤となっております。貴重な録音として大変評価が高く、2009年にワーナーから再発盤が出ているものの、内容や構成から初期盤の人気は根強いものがあり、市場価格は高騰しています。

 

セタガヤCD買取センターでは、ミルシテイン / キャピトル音源：1955-1966 を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥12,000とさせていただいております。

 

大切なクラシックのCDの売却をご検討中でしたら、クラシックCD専門の査定担当が在籍するセタガヤCD買取センターにご相談下さい！よろしくお願いいたします。

掲載日： 2023年04月19日