バレンボイム / ワーグナー：序曲・前奏曲集(ESOTERIC エソテリック/ESSW-90287)

お世話になります。セタガヤCD買取センター、クラシック担当です。

 

さて、本日も最近買取させていただいたCDのなかから厳選して一枚のCDをご紹介させていただきます。

 

本日ご紹介するのはこちら。

 

・アーティスト / ダニエル・バレンボイム Daniel Barenboim

・タイトル / ワーグナー：序曲・前奏曲集

・レーベル / ESOTERIC

・型番 / ESSW-90287

・備考 / SACDハイブリッド

■参考買取価格/ ¥2,000

 

ダニエル・バレンボイム（Daniel Barenboim 1942 – ）は、アルゼンチン出身の、ユダヤ人ピアニスト・指揮者です。

 

過去に膨大な量の録音を行っており、市場が縮小した今日においても、定期的に新譜を出せる数少ない指揮者として知られています。最初の録音は1954年に行われ、モーツァルトのピアノソナタとピアノ協奏曲のいずれも全曲録音を完成させたほか、オットー・クレンペラー指揮によるベートーヴェンのピアノ協奏曲（全曲）、ジョン・バルビローリ指揮によるブラームスのピアノ協奏曲（全曲）、ピエール・ブーレーズ指揮によるバルトークのピアノ協奏曲（第1番・第3番のみ）を録音するなど、ベートーヴェンのピアノソナタ全集だけでも現在までに5回の録音や映像を残しています。

 

さて本日ご紹介のCDは1992年から94年にかけて録音された録音された「バレンボイム / ワーグナー：序曲・前奏曲集(ESOTERIC エソテリック/ESSW-90287)」です。

 

初期の「オランダ人」から中期の「トリスタン」まで、ワーグナーの名曲をバランスよく収録し、ワーグナー入門に最適な選曲が行われています。

演奏面では、「マイスタージンガー」前奏曲の冒頭でのレガートを効かせた豪壮な響きや、「オランダ人」序曲で描かれる海のうねりの活写、「タンホイザー」序曲や「ローエングリン」前奏曲での管楽器の美しいレガートや繊細なサウンドなど、楽曲が魅力的に表現されています。特に「トリスタン」では神秘的な音作りが見事に再現され、指揮者としてのバレンボイムのドラマティックな面が冴え渡っています。

シカゴ響には当時、伝説的な金管奏者のアドルフ・ハーセス（トランペット）やデール・クレヴェンジャー（ホルン）が在籍しており、彼らが牽引するブラスセクションの輝きが、「ローエングリン」第3幕への前奏曲で圧倒的に発揮されています。

録音はエラートからTELDECへの移行期に行われ、初めてTELDECレーベルから発売されたこのワーグナー・アルバムは、TELDEC時代の扉を開いた1枚と言えます。各声部が実に存在感のある、厚みのある音で明晰に収録され、シカゴ響のサウンドのイメージが見事に再現されています。

 

有名な演奏だけに何度かCD化されていますが、ご紹介の版はその中でも評価の高いESOTERIC社から発売されたSACDハイブリッド盤(ESSW-90287)です。ESOTERIC社の製品は、高精度なデジタル・マスタリング技術や高品質なCDプレス技術を使用して製造されており、オリジナル・マスター・テープに忠実な再現性を実現しています。2023年12月と直近の発売ですが、少量限定生産を貫く同社の方針も影響して、中古市場ではコレクタブルなアイテムになっています。

 

セタガヤCD買取センターでは、バレンボイム / ワーグナー：序曲・前奏曲集(ESOTERIC エソテリック/ESSW-90287)を買取強化中です。帯付き、状態良好で現在の参考買取価格は¥2,000とさせていただいております。

 

大切なコレクションをご処分の際はぜひセタガヤCD買取センターにお声掛けくださいませ。

 

掲載日： 2024年01月30日